ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

詰将棋

懸賞詰将棋の解答など。

ブログ1周年を記念して、10月1日に懸賞詰将棋を出題したが、その解答結果などを公表いたします。 まず、正解手順を記すと、1三銀、同玉、2三角成、同金、2四銀、同金、2五桂、1二玉、1三歩、同桂、同桂成、同玉、2五桂、1二玉、1四香、同金、1…

ブログ開設1周年記念懸賞詰将棋

ブログを開設して早いもので1年が経過した。 当初、詰将棋パラダイスの原稿を作成している関係上、いろんな点で補足説明を要することがあった場合、このブログを活用しようという目論見がこのブログの第一の狙いであった。 その役割を当然果たしつつ、意外…

「創棋会」訪問記

20日に九G例会に参加後、そのまま博多に宿泊。翌21日、創棋会への参加も兼ねて大阪まで足を延ばすべく朝8時40分の新幹線に乗ってお昼前に到着して、さっそく関西将棋会館(2階の道場)で将棋を指し始めました。1時半ごろ、休憩をとって、創棋会が行われて…

第47回九州G例会報告

第47回九州G(九州詰将棋グループ)例会報告です。 日時:平成23年8月20日(土) 場所:博多市民センター4F第3会議室 参加者名:石川和彦 岩本修 太田慎一 倉掛又一 酒井博久 佐々木寛治郎 多良剛 千々岩倫太郎 利波偉 堀切良太 以上10人 2次会からの…

晴れて真の詰将棋作家に(伊藤果七段)

週刊将棋8月10日号に、この6月に現役を引退した伊藤果七段のインタビュー記事が載っていた。 その内容で詰将棋に関する部分の問答を再掲してみると、次のとおりである。Q:一番の思い出は何でしょうか。 A:「四段になって一番最初に詰将棋の本を出してい…

詰将棋と詰め将棋

詰将棋パラダイスの8月号小学校で標記のテーマで次のようなコラムを書いた。 <希にだが、「詰め将棋」と表記したがる人がいる。宗看・看寿の江戸時代の昔より「詰将棋」というのが慣わしですと、ハッタリで説明すると妙に納得顔になる。そこで、詰パラの表…

日めくり詰将棋カレンダー(4月28日)

昔ながらの日めくりカレンダーというものは、一日経過するごとに破り捨てるものである。その習性があるからと云って、この詰将棋カレンダーはそう簡単に破棄するわけにはいかない。よくできてるなと感心するものは手元に残しておきたくなるからである。 とい…

詰将棋解答選手権(福岡会場)の結果

4月9日に開催いたしました詰将棋解答選手権は30名の御来場者があり、盛会裏のうちに終わることができました。 ご協力いただきました関係各位に改めまして感謝申し上げます。 掲示板やブログでお世話になりました「秀楽」さん、「福岡県の将棋大会情報」さん…

明日は詰将棋解答選手権(福岡会場)

たび重なる締切日の延長を繰り返しつつ、昨日で参加申し込み者がついに26名となった。運営責任者として本当にうれしい限りである。 私の悲痛な叫びとも云える参加への呼び掛けに応えてくれた方々に心の底から感謝の意を表したい。そこで、将棋の本を35冊、プ…

詰将棋解答選手権(福岡会場)の開催は4月9日

第2次締切の3月末現在での参加申し込み者数は福岡圏内の指し将棋の団体等のご協力により、おかげさまで二ケタに達することができました。この場を借りて厚くお礼申しあげます。 なお、このブログをご覧の方で参加してみたいと思われた方は4月7日(木)までは…

詰将棋解答選手権(福岡会場)の申し込み状況

全国各地で開催される初級・一般戦は4月9日である。解答選手権速報ブログで設定された約1か月前の締切日(3月13日)は、あまりにも早すぎるのではないかと懸念していたが、やはりその日には申し込み者がたったの1名で、30名まで対応可能な会場を確…

詰将棋解答選手権(福岡会場)の案内

実施部門:初級戦&一般戦 運営協力:詰将棋九州グループ(九G) 会場:ASCビル 三階A室 福岡市博多区博多駅東1−16−25 JR博多駅(筑紫口)より徒歩5分 日程:平成23年4月9日(土)午後1時から 初級戦スケジュール:1手詰から5手詰までの6題 13:0…

将棋の魔力に魅入られて

日本将棋連連盟のホームページに「将棋棋士の直観の脳科学的研究」(将棋プロジェクト)という項目があり、その中にエッセイがある。第2回に横浜理化学研究所長の大熊健司氏が登場しており「将棋の魔力に魅入られて」はその標題でもある。 タイトルは将棋の…

第46回九州G例会報告

第46回九州G(九州詰将棋グループ)例会報告 日時:平成23年1月9日(日)PM1〜5 場所:博多駅東・ASC(アスク)ビル 3F 今回は参加者の出足が順調。私が1時10分頃、到着したのを最後に全員そろった。 参加者名:石川和彦 岩本修 今井秀和…

詰将棋パラダイス(モバイル)

詰将棋パラダイス(モバイル)と云っても、あの伝統ある詰パラ誌とは何ら関係はない。本来なら、紛らわしいネーミングはしないものだが、本家の詰パラ誌に広告的なものが掲載されたぐらいだから互いに公認の仲なのだろう。 平成22年2月号の詰パラ(MI氏に…

日めくり詰め将棋カレンダーを考える

項 目 実質応募者 延べ応募作品数 投稿条件 詰めカレ2008 156人 600作品 ? 詰めカレ2009 261人 930作品 ? 詰めカレ2010 269人 800作品 1人10作まで 詰めカレ2011 272人 650作品 1人5作まで 日めくり詰め将棋カレンダーは平成20年分に始まって、平成23年分…

詰将棋パラダイス・小学校担当業務

平成21年1月号より詰パラ小学校の担当を引き受けて今月末で丸2年となる。詰パラの担当業務は本来、詰パラ編集部より依頼があるものだが、私の場合は小学校前担当者より直接、話しがきた。そのころ、彼の担当も10年近くに及び何といっても彼自身がマンネリを…

対局は勝負、詰将棋はアート

書店の新書コーナーで、中央公論新書刊行の高橋和著「女流棋士のONとOFF」という本が目にとまり、購入して一気に読んだ。 現在は子供を主体として、普及にあたっておられるが、彼女は現役を引退して、もう5年も経つのですね。「詰将棋」という章で書か…

夢で作った詰将棋

将棋世界の連載に「イメージと読みの将棋観」というのがある。1月号のテーマの一つに「夢の中の将棋」というのがあり、トッププロに夢の中で詰将棋を作ったことがあるか、あるいは将棋を指す夢を見たことがあるかと問うていた。 渡辺竜王と佐藤九段は夢の中…

詰パラ小学校・39年間の歩み

はじめに 私は昭和47年1月からの詰パラ会員で、これまで5回の転居にもかかわらず一冊も紛失することなく、39年分の詰パラ誌が手元にある。 昨年から担当業務を再び始めたが、この小学校には39年間にどういう作家が関わりを持ってきたかという点などに、興味…

詰パラ小学校「選題の言葉」補遺

11月号選題の言葉における先手56歩からの中飛車VS32飛などの相振り飛車は、少なくとも昭和50年代には全く見られなかった指し方といっても過言ではない。この指し方は、現代のごきげん中飛車の流行と密接に絡んでいる。本来、後手番の戦法であるごきげん中…

詰将棋の手筋「馬筋消龍」etc

標題の「馬筋消龍」とは馬の効き筋を消す龍捨てという意味で、その昔、私が初心者に詰将棋の手筋を教える際に命名した私の造語です。大駒が成駒あるいは生の場合があるため、その組み合わせは16通りあります。その半分程度を詰パラの最近のバックナンバーの…

日めくり詰め将棋カレンダー

昨年、5月に将棋ペン倶楽部の関東交流会に参加して、指し将棋の賞品として「日めくり詰め将棋カレンダー2009」をいただいた。発刊のうわさは聞いていたが、手に取ってみたのはその時が初めてであった。その日、参加されていた石橋女流より「来年用にぜ…

順列七種駒着手の最短7手詰

今年の詰将棋全国大会での出来事である。会場で、あの話題になった「この詰将棋がすごい!」の本を入手して、あるページを見て思わずのけぞりそうになった。 それは、若いころから良く知っている秋元節三氏が解答者登場として、彼の好きな4局を紹介していた…

詰将棋における歩の妙手性

詰パラ平成21年9月号の小学校の選題の言葉で、私は好きな詰将棋作家を桑原辰雄氏・山中龍雄氏という二人のタツ人であると紹介した。二人に共通するのは、剛腕というイメージがいまだに強い。 昭和40年代前半、指し将棋の棋力が初段ぐらいしかないときに、近…

詰将棋における邪魔駒消去

今月の詰パラ・小学校の作品は選題の言葉にもあるように、邪魔駒をテーマにした作品を選題してみました。 邪魔駒は実戦では、めったにお目にかかれないのですが、詰将棋では割とポピュラーなテーマです。 この種の作品は、邪魔駒が最初から盤上に存在してい…

ブログ開設にあたって

詰将棋について 現在、詰将棋パラダイス小学校の担当をしています。詰パラの担当歴は通算して10年を超えており、詰パラ会員歴は約40年です。詰将棋自作品は詰パラに発表した分を中心として、短編作が多いせいか、約150作品あります。日記を書くときに、既発…