ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

相振り&相金無双

 2025年12月4日の第8期清麗戦予選からの対局。

先手・小高佐季子女流初段vs後手・伊藤沙恵女流4段の一戦。

先手が中飛車で金無双に後手が向かい飛車で金無双となった。

途中図は後手が46歩の突き捨てから45歩とあわせたところだ。

金無双のこびんを攻める急所の手筋。後ほど46歩の垂れ歩が実現する。

先手はこの図の前に38玉が49と下がり再び38へ上がっている。

この2手の手待ちみたいな手がどうだったのだろうかと思われる。

勝負は84手で後手勝ち。伊藤さんの貫禄勝ちといったところか。

 

今回の詰将棋:17手詰

 

詰パラ12月号

2025年12月2日に詰パラ誌が届いた。

今月は結果稿を含めて6作の自作が登場していた。

<保育園> 

  初手36銀の紛れはあるが作意そのものは易しい。

<ヤン詰>  

  解付きコーナーに紹介されていた。

  自由課題で出題されたかったが19手を支えるにはきっと

  何かが足りなかったのだろう。没になるより良しとする。

<短編コンクール> 

  7手詰は詰将棋を本格的に始める手数だ。

  作る側からいえば近年いろんな面で苦労する手数でもある。

  初手の強手が入った手筋ものであるが水準作と思う。

<同人室> 

  課題が「貧乏図式」で金銀が使えない。金気がないと不自由だ。

  金無双がつくれないので仕方なく駒箱から桂香歩を引き出す。

  あれこれこねくり回していたら何となく出来上がった。

  並べてみたら思いのほか捌けて作った本人が少々驚いている。

<D級順位戦・結果稿>

  金無双崩れの作品で畳み込む寄せが決まっている。

  しかし、8手目以下変同が指摘された。修正を検討してみたい。

  端から変同が分かっていたら投稿するものではない。

詰将棋デパート・結果稿>

  金無双作品で33手の長丁場だ。

  この手の作り方の一つは金銀をはがしてしまうことだ。

  このことで、駒取り・駒交換を嫌われることがある。

  然しながら、後半は俄然、よくさばけて収束は清涼詰になる。

  特に指し将棋派の人には受け入れてもらえるはずだ。

 

今回の詰将棋:19手詰

  

 

相振り再び

 11月28日の女流順位戦B級からの対局。

先手・小高佐季子女流初段vs後手・香川愛生女流4段の一戦。

振り飛車となった。

この二人、10月28日に清麗戦予選で対戦している。

この時も相振りで小高さんが勝っている。

香川さんとしてはやはり相振りでリベンジしたいところだろう。

 

最近は相振りの実戦譜を探すのが困難になってきた。

AIがある程度答えを出してくれるという居飛車戦の戦い方が

主流となってしまっている。

以前はタイトル戦の観戦をかねて全国へ旅をしたものだが

現在はその必要性もなくなってしまった。

 一定の振り飛車フアンが存在するアマチュア愛好家の間では

将棋熱が冷めかけた人がいるのではないかと思う(現に私はそうだ)。

 

さて、将棋のほうは小高さんが139手で勝利した。

先手が向かい飛車に金美濃で後手が3間飛車に金無双。

後手に受け間違いがあったが先手が終始、攻めていた印象だった。

 

今回の詰将棋:21手詰

 

詰将棋の解答(11月ブログ分)

11月1日分:72金 同銀 52桂成 同金 62金 同金 同角成

   同玉 44角 51玉 43桂 42玉 53桂成 32玉

   22金 41玉 31金 まで17手詰

 

11月6日分:63角 同金 61角 81玉 72銀 同銀 71金

   同玉 83桂 82玉 72角成 同玉 71龍 83玉 72銀

   73玉 61銀生(81銀生) 83玉 72龍 まで19手詰

 

11月16日分:71角 92玉 93角成 同玉 94歩 92玉

   93飛 同桂 81銀 82玉 72銀成 同金 同銀成

   同玉 61銀 82玉 71馬 同玉 72金 まで19手詰

 

11月23日分:55桂 同歩 54銀 同金 74銀 64玉

   62龍 同金 75金  まで9手詰

 

将棋フォーカス

   2025年11月23日NHK・Eテレam10~。

詰将棋パラダイス」の特集放映があった。

この雑誌はどんなふうにつくられているのか。

製作する人はどんな人なのかの視点での取材だった。

詰将棋愛好家がボランティアで支えていることが世間に周知できた

ことは良かったのではないかと思う。

 ところで、この雑誌は私が20代後半から直接購読を始めた。

かれこれ、50年近くの歳月を重ねている。

 私の購読期間中に出版危機が訪れたことがある。

その当時、担当をしていたこともあり、継続を祈りつつ一生懸命に

原稿書きをしていた思い出がある。

 終活とか断捨離とかは無関係である。

これからも身近に置いておきたい月刊誌なのである。

 

今回の詰将棋:9手詰

 

 

 

 

倉敷藤花戦

 2025年11月16日第33期倉敷藤花戦第3局が開催された。

この棋戦なぜか2局で終了することが多く第3局までもつれたのは

第29期以来だから4年ぶりのことである。

 私は以前、倉敷での公開対局を3回ほど見に行ったことがあるが、

すべて2局で終了していた。

 さて、戦型は相振り飛車となった。

これまで伊藤沙恵女流4段が相振りに誘ってもほとんどこれを避けて

きたのが福間香奈倉敷藤花である。

 おそらく伊藤さんが相振りの指し方がうまいということもあり

対抗型の振り飛車側を持たせたほうが組し易いということなのだろう。

やはりこのように相振りから逃げない指し方をしてほしいものである。

 勝敗の方は91手で先手福間倉敷藤花が勝利した。

囲いがお互いに金無双で見ていて充分満足している。

 

今回の詰将棋:19手詰

 

 

将棋世界12月号

 11月4日に詰パラ11月号が届いた。

今月は結果稿も含めて私の作品の登場はなかった。

なんとなく淋しい思いをしながら、11月6日に将世12月号を見た。

詰将棋サロンで第3番として入選していた。

作品内容は金無双作品をシンプルに表現してみたもの。

短編でもあり、難しいところはないと思う。

 

今回の詰将棋:19手詰