ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

熱戦の開幕戦

 将棋界の新年度に一番楽しみにしていた第32期女流王位戦が4月27日に開幕した。相振り飛車シリーズになることが本命視されているが、なにより私がそうなることを期待しているところである。

 さて、その第1局は先手・山根ことみ女流2段が向い飛車、後手・里見香奈女流王位が3間飛車となった。

途中図は先手53手目27銀と指して昼食休憩に入った局面である。

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 再開後、57手目に先手は36銀と攻めたが後手に銀3枚をもたれて苦しく感じていたらしい。実際は終盤にはいり形勢は2転3転した。最後は先手、頓死的必至をかけられて屈した。棋譜を備にみて山根さんは強くなっているなとの印象をうけた。やはり2020年度に17連勝をした実績は伊達じゃないということだろう。第2局は5月17日に札幌市でおこなわれる。次局も楽しみにしたい。

今回の詰将棋:23手詰

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詰将棋の解答(4月ブログ分)

4月3日分*63と 同金 81銀 83玉 93金 同銀 73桂成 同金 72銀打 同金 同銀生 同玉 63金 同玉 62金 73玉 71龍 83玉 72龍 まで19手詰

4月7日分*14金 同歩 27桂 同と 16銀 まで5手詰

     初手27桂は14玉で不詰。2手目同玉は16龍以下。

4月21日分*63馬 同金 61銀生 同玉 52銀 71玉 72銀 同玉 63銀成 同玉 64金 62玉 74桂 71玉 72歩 61玉 71金 同銀 同歩成 同玉 72銀 同玉 52飛成 62銀 63金 81玉 61龍 71金 72金 92玉 82桂成 同金 同金 同玉 72金 92玉 81龍 まで37手詰

本来の「相振り」らしさ

 第14期マイナビ女子オープンの5番勝負第2局が4月21日に開催された。

 先手となった伊藤沙恵女流3段は5手目に66歩と止めて裏芸の相振り飛車を目指した。これに対して西山朋佳女流女王は35歩と応じてすんなり3間に振った。第1局では西山さんが相手の相振りを牽制するような指し方をみせたので、どちらもほとんど居玉のまま、みたこともないような乱戦になった経緯がある。今回はよくある手順の相振りとなり観戦していても落ち着いてみることができた。下記途中図は49手目先手96歩で昼食休憩となった局面である。

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再開後は中盤のねじり合いが続いた。後手13角を46角と捌いたあとに73角と展開した指し回しが印象に残る。終盤は一手違いまでになったが後手が102手で本局を制した。次局以降も熱戦を期待したい。

今回の詰将棋:37手詰(手数は長いがよく捌けて収束は清涼詰になります。)

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オンラインでの解答選手権

 例年、春先に開催される詰将棋解答選手権が2年連続中止となったところである。

 今年は初級・一般戦が本格的にオンライン会場での実施となり先だって「詰将棋解答選手権実行委員会」よりその詳細が公表されたところです。

 実施日は2021年4月10日(土)PM

 https://twitter.com/shogi-problem/status/1369483149969883144

ネット接続環境があればどなたでも参加できます。

参加費無料で事前の申し込みも必要ありません。

詰将棋解答選手権とはいったい、どんなものかとのぞいてみませんか。

詰将棋好きになる第一歩になってくれることを期待しています。

今回の詰将棋:5手詰 (初級戦には、こんな程度の問題が出題されます)

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詰パラ表紙に登場

 詰将棋パラダイスの令和3年4月号で自作が表紙に採用された。

 気合いを入れて狙っていたので嬉しいことには違いないのだがその真の狙いは別のところにある。その狙いとは採用された時の表紙の言葉にある。

 私の詰将棋作家への水先案内人は故・桑原辰雄氏であった。6年前の秋にその訃報に接したときは一つの時代の終焉を感じるとともに、常に氏を目標にしてきた手前、一抹の寂しさを禁じえなかった。

 そしてこれまでありがとうございましたとの思いを込めて最大限の弔辞を送りたくて仕方がなかったのである。詰パラの表紙の言葉という舞台でそれを成し遂げたことで肩の荷が下りたというか、胸につかえていた宿題を果たし終えたという思いが今はしています。

今回の詰将棋:19手詰

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詰将棋の解答(3月ブログ分)

3月1日*63桂 同金直 61金 同玉 52銀 71玉 72と 同玉 61角 81玉 72銀 91玉 81金 92玉 83銀成 81玉 72角成 91玉 73馬 同金 92銀 まで21手詰

3月3日*81銀 同玉 82馬 同玉 83銀 71玉 63桂打 61玉 72銀打 同金 同銀成 同玉 83金 62玉 71角 61玉 73桂 まで17手詰

3月14日*73金 61玉 62金 同金 53桂打 同金 同桂生 62玉 52金 同玉 43金 62玉 63歩 同銀 73銀 51玉 63桂生 同馬 42銀 まで19手詰

3月20日*73桂 51玉 43桂 同金 61桂成 同玉 52銀 62玉 43銀成 63玉 72龍 同玉 83金 62玉 71馬 同玉 72金打 まで17手詰

3月22日*64桂 61玉 53桂 同金直 62角成 同玉 71角 51玉 52金 同金 同桂成 同玉 53金 41玉 42金打 まで15手詰

順位戦における振り飛車の位置

2020年度の順位戦(A級からC2まで)がこの3月に終了した。

3月22日にYoutubeでアップされた「戸辺チャンネル」が興味ある内容でよかった。

順位戦で最も指された振り飛車は、また勝った振り飛車は等のデータであった。このような分析は将棋年鑑ですら行っていない。

さて、その内容をおおまかに見てみるとこうなる。

まず、順位戦の総局数が700局ある。

振り飛車が315局(45%)で対抗型300局&相振り15局。

次に最も指された振り飛車は?

① 3間飛車  93局(13%)

② 4間飛車  80局(12%)

③ 中飛車   55局(8%)

④ 角交換振り飛車 45局(7%)

次に最も勝った振り飛車は?

① 3間飛車  46勝

② 4間飛車  34勝

③ ごきげん中飛車 24勝

 意外に感じたのは全体に占める振り飛車の割合が思ったより多かったことと相振り飛車が異常に少ないことであった。

 この種の分析を女流将棋の全棋戦でしていただけないかと思う。

きっと、振り飛車の割合、とりわけ相振り飛車が多いことだろう。

今回の詰将棋:15手詰

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