ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

B2順位戦の杉本八段

 11月13日アベマTVでB2順位戦7回戦より杉本昌隆8段vs中村太地7段戦の中継が行われた。二人とも今期の順位戦前半の成績が芳しくなく、もっと勢いのある棋士同士の中継でもと思うところだがやはり藤井7段の師匠ということで追いかけられているのだろう。私としては振り飛車の将棋をみることができるから何ら不満はないところだ。後手番である杉本8段の角交換四間飛車でスタートした。中盤以降、先手は金と桂香の2枚替えの後、77手目に馬取りに打った49香が好手だった。以下優位を保ちながら153手で先手が勝った。

今回の詰将棋は23手詰。

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清麗戦予選

 11月12日第2回清麗戦予選があった。ついこの前に初代清麗・里見さんが決まったと思っていたら早くも第2回の予選が始まった。カードが香川愛生女流3段vs渡部愛女流3段である。システムがよく分からないが予選の端からスゴイ対戦カードである。将棋一途に、あまりに考えすぎて転倒することもある渡部さんに対し、人狼やったり、コスプレしたりはたまたTV出演したりとすっかり将棋連盟の動く広告塔と化した感がある香川さんに『職業 女流棋士』の精神は大丈夫かしらと思わず心配になる。さて将棋のほうは先手香川さんの中飛車穴熊に対し後手は居飛車穴熊で対抗した。結果は先手が寄せあい勝ちした。いやあ、強いじゃないですか。これ以上美しくならないで、将棋がもっと強くなってほしい。そしてタイトル戦に再びからむようになってほしい。振り飛車を指しているときの姿が貴女は一番美しい。

今回の詰将棋は29手詰。

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王将リーグの久保九段

 11月11日に王将リーグ戦の久保9段vs糸谷8段戦がおこなわれて久保九段が振り飛車で快勝した。これで片目が開いた。この日は羽生9段が三浦9段に振り飛車で勝っている。振り飛車の日だった。なぜアベマやニコ動で中継がなかったのだろう。分かっていながら言ってみたくなる。さて、11月14日の藤井7段戦ではよい将棋を見せてほしいものだ。

今回の詰将棋は17手詰。

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叡王戦の古森四段

 11月11日叡王戦の本戦トーメントより古森悠太四段vs斎藤慎太郎七段の一戦がおこなわれた。先手となった古森4段はいきなりの3間飛車。後手は居飛車穴熊となった。68手目に56飛 同歩 66角の2枚替えを喫して、先手形勢を損ねたのではないだろうか。しかしながら玉のこびんを小駒で攻められながら、先手も2枚飛車であやしく迫る。最後は108手で即詰に打ち取られてしまった。

今回の詰将棋は25手詰。

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倉敷籐花戦開幕

 里見香奈倉敷籐花に挑戦する伊藤沙恵女流3段の第1局が11月10日米子市で開催された。相振りに誘いたいのが伊藤さんでこれに応じるか避けるかが里見さん次第とみていた。

  振り駒で先手になったのは伊藤さん。開始当初からどちらも飛車を振りそうな駒運びだったが、先に態度を明確にしない状態が続いていたがついに先手が向い飛車にしたのを受けて後手は62銀上で居飛車を目指した。振り飛車居飛車の対抗型となったが、これでは指してる人が逆ではないかと思うところだ。相振りを見たかったが仕方がない。あとは振り飛車側を応援しながら見ていた。伊藤さんはなれない対抗形の振り飛車側をもって本当によく指したが104手で屈した。里見さんの勝因は相手の得意の相振り飛車をはずしたことだといいたくもなる。第2局の倉敷はこんどこそ相振りを期待したい。

今回の詰将棋は29手詰。

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一戦一戦を大切に

 11月8日にA級順位戦が行われ、久保9段は渡辺3冠に負けている。これで1勝4敗となり一挙に降級争いの先陣に立った。王将リーグといい、まだまだどちらも残留の目がある限り、一戦一戦を大切にして自ら納得のいく将棋が指せるように頑張ってもらいたい。フアンとしてはそう祈るしかないところだ。

今回の詰将棋は19手詰。

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叡王戦の菅井七段

 11月8日叡王戦の本戦より菅井竜也7段と郷田真隆9段の一戦があった。後手番となった菅井7段はごきげん中飛車を選択した。ほどなくして55歩の位ばかりでなく35歩(14手目)と3筋の位まで取った。これが作戦上良い手なのかどうか難しいところだ。後手は飛車が中段にいる状態で先手は金銀で抑え込み作戦を採った。やがて両者の飛車角が共に働きだした。そこから本格的な終盤戦となり、かなり長い闘いとなったが130手で菅井7段が勝利した。

今回の詰将棋は29手詰。

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