ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

相振り飛車の実戦

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6月19日のネット中継は複数局あったが注目局はなんといっても振り飛車となった女流対局の2局である。

一つはヒューリック杯清麗杯の里見女流5冠vs頼本女流初段

 次に第9期女流王座戦予選の香川女流三段vs藤田女流二段

なかでも私の好みの相振りとなった香川vs藤田戦。

104手で香川さんの勝ち。投了図の勝ちとなった後手の布陣をみてほしい。そのまま詰将棋となりそうな、先手としては1手負けの状況なのだ。

そこで本日の詰将棋は上記実戦をヒントに詰将棋を作ってみた。54銀では複数の余詰があったので銀を角にして、それでも生じる余詰を44銀と94桂で修正した。さほど難しくない19手詰です。

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ヤフードームへ行く

 プロ野球は横浜DeNA(前身の大洋時代からの)フアンである。本拠地が長崎から遠く離れた横浜であるため、なかなか球場へ足を運ぶ機会もない。それでも1年に1,2回は生のプレーを見たいものとその機会をうかがっている。今年は交流戦ソフトバンクとの3連戦が組まれた。3戦目の6月16日にヤフードームへ行った。レフト側の外野席スタンドでDeNA応援団の傍ら、彼らと共に声援を送った。あらためて感心したのはバッターボックスに立つ選手の一人一人に応援歌とも云えるものがあることだった。試合は2対2の引き分けだったが前半イニングで宮崎選手と乙坂選手の本塁打を見ることができた。残念なのは筒香選手がスタメンを外れていたことだった。

 今年のDeNAはAクラス入りは少しおぼつかないのではないかと思っている。新年号のゴールデンウイークの10連休で、DeNAはなんと10連敗を達成するという記憶に残る記録をうちたててくれた。また、16日付新聞(前日チームは負け)でDeNAはプロ野球史上初の通算5000敗を喫したとある。これまた考えようによっては大記録である。どんなに弱くてもフアンであり続ける、そんなフアン気質が野球フアンの一面というものなのだろう。

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今回の詰将棋は19手詰。金無双くずれからなんとか「らしい手順」をひねり出しました。形は少々悪いが、銀の捌きがテーマです。

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ネット観戦

 6月13日は菅井七段のB1順位戦第1局と女流王位戦第4局のネット中継があった。振り飛車戦が2局以上の時は2台のノートパソコンを開いている。

 女流王位戦のほうは後手の里見さんがゴギゲン中飛車でセンターラインを制圧しつつ、端攻めを逆用して、からめつつ攻め切った。全体的に安心して観戦することができた。

 菅井七段は永瀬叡王の独特の粘りにあったがなんとか寄せきってくれた。昨年は降級争いにからむ展開もあったが幸先良いスタートなのでなんとかA級目指して躍進してほしいものだ。

今回の詰将棋は31手詰。私の詰将棋の特徴の一つはよく捌けること(龍も馬も消えます)。指し将棋で久保将棋が好みだということも少しは分かってもらえるかも。

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霧散霧消

 6月4日は王位戦挑戦へのリーグ紅組プレーオフがあり菅井七段は木村九段との戦いで200手を超える激闘となったが敗退した。これで王位戦リターンマッチへの夢が消え去った。

 王座戦挑戦者決定Tに残っているのだが、菅井将棋の興味は6月13日から始まるB1順位戦での戦いぶりに自然と移っていった。日程は次のとおり。

6月13日1回戦(永瀬叡王) 6月27日2回戦(深浦九段) 7月11日3回戦(行方九段) 8月22日4回戦(松尾八段) 9月12日5回戦(阿久津八段) 10月3日6回戦(畠山七段) 10月31日7回戦(郷田九段) 11月14日8回戦(山崎八段) 12月5日9回戦(屋敷九段) 12月19日10回戦(谷川九段) 1月23日11回戦(斎藤王座) 2月13日12回戦(千田七段)

今回の詰将棋は15手詰です。

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詰将棋の解答(5月ブログ分)

5月1日分

*63金 71玉 62金 同金 72金 同金 63桂 同金 72金 同玉 63歩成 同玉 53角成 72玉 62金 まで15手詰。

*73金 同金 52龍 62金打 63金 81玉 72金 同金 同金 同金 同龍 同玉 64銀 61玉 72龍 同玉 63金 81玉 72金打 92玉 82金 同玉 73銀成 92玉 81銀 同玉 72金 92玉 82金 まで29手詰。

5月3日分

*41飛 51角 同飛成 同玉 42と 61玉 52と 71玉 62と 81玉 72と寄 92玉 94香 同と 82と寄 93玉 83と引 同銀 71角 92玉 82角成 まで21手詰。

*41飛 51角 同飛成 同玉 42と 61玉 52と 71玉 62と 81玉 72角 92玉 93歩 同玉 85桂 92玉 81角成 同玉 72成香 92玉 93歩 83玉 73成香 まで23手詰。

*33金 51玉 31飛 41角 同飛成 同玉 32と 51玉 42金 61玉 52金 71玉 62金 82玉 72金 92玉 93歩 同桂 81角 91玉 82金 同玉 73と 91玉 92歩 81玉 72成香 92玉 82と まで29手詰。

5月5日分

*56銀上 同馬 47桂 同馬 64馬 同飛 45飛 まで7手詰。

5月9日分

*53桂 同金右 73桂 72玉 81桂成 同玉 91飛 同玉 71龍 81香 55馬 64歩 同馬 同金 82銀 92玉 93歩 83玉 73龍 まで19手詰。

5月21日分

*64桂 同金 61銀 同金 同角成 同玉 52銀 同玉 44桂 53玉 43金 同玉 34金 42玉 43金打 41玉 63角成 同金 42歩 51玉 52桂成 まで21手詰。

5月27日分

*53桂 同金右 72銀 同銀 71金 62玉 72金 同玉 84桂 同歩 83銀 62玉 74桂 同歩 73銀 同玉 82馬 62玉 72銀成 まで19手詰。

 

詰将棋は教えるものではない

 将棋教室で子供たちに将棋を教えている。指し将棋は自分より強い相手と指していると自然と上手くなっていくものだ。

 その点、詰将棋はニュアンスが異なる。

詰将棋は基本的に人に教えるものではないと思っている。

それは詰将棋が感性の世界だからである。

感性とはなんらかの印象を感じ取る、その人の直感的な心の働きのことを云う。

絵画や音楽の世界を考えると幾分、分かりやすいだろう。

見る人の感性に訴えるものがある絵画、聴く人の感性に訴えるものがあるのが音楽である。

 看寿の名作をひもといて「ほら、この手が妙手でしょう」などと説明しても分からない人にはただポカーンとしているだけだろう。詰将棋を解きながら、その作品が持つ妙手・好手を自然と感じ取ることができるそういった感性を培っていけるとき、詰将棋の解図・創作への能力アップが期待できるだろう。

 だから、詰将棋能力は一人で身につけていくしかないのである。

 

「金無双」シリーズより、今回の作品は19手詰です。

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詰将棋を解くコツ

 詰将棋の配置駒には無駄な駒は一つもありません。一つ一つがなんらかの意味を持ちつつ、盤上に存在しています。もしそうでなければそれは「飾り駒」といって詰将棋作家が嫌うものの一つです。

 詰将棋の創作とは余詰や不詰との戦いです。その他、変化同手数や手順前後の解消などに腐心することもあります。

「金無双」の拙作シリーズからの作品をお手本に配置駒の位置づけを検討してみましょう。

 

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 図では87歩や15飛の存在が少し目障りというか、これらが何のためにいるのだろうと考えることが解図への大きなヒントになることがあります。

 87歩は手順前後の解消のためであり、また15飛は二つの余詰消しのための配置です。これらはそれが解決への唯一の方法ではなくて詰将棋作家のセンスが問われるところでもあります。

さて、これらは具体的にはどういった手順になるのだろうと考えつつ、解図するのも解き方上手になる道かもしれません。

作品は21手詰です。