ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー73

高橋道雄九段vs橋本崇載八段 71A順位戦途中図は66角に対して44角と対抗したところである。相振り飛車における美濃囲いを縦から攻める手筋がプロの対局にまともに出現するとは珍しいことである。先手の玉のコビンにもキズがあり忙しい形ではあるがど…

静岡〜東京〜倉敷

11月12日・女流王座戦(第2局)前夜祭 一躍、時の人となった感がある西山朋佳奨励会二段。人には人生のターニングポイントというべき時が訪れるものだ。それはときおり、その道において大ブレークとなったりする。8月30日のブログで記したように、急きょフア…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー72

高島弘光八段vs神吉宏充七段 43期王座戦予選途中図は後手から45歩と突かれたのを同桂と指して、44歩と打たれたところである。 先手はこれに対して53桂成以下、果敢に攻める。後ほど、6筋に効果的な2本の桂の活用も出てくる。 先手の桂の巧みな活…

趣味が高じて道を究める

日本将棋連盟の長崎県佐世保支部長である松山秀樹氏は子どもたちの将棋の指導者として、長年ご尽力され、数多の高段者を育て上げられた実績がある。 その傍らといっても、ここ2年間ほどのことだが、将棋の駒作りに挑戦され、最近では高級駒である盛り上げ駒…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー71

室岡克彦七段vs永瀬拓矢六段 70C2順位戦途中図は後手82玉の局面。この将棋は序盤そうそうにお互いが馬を作ろうと画策するがそれを消しあっている。 中盤以降、後手は効果的な2枚の角の使用にて、局面をリードしていく。▲65歩 ▽同歩 ▲75歩 ▽64…

ソフトが指した驚愕の一手

3日間、ネット観戦した電王戦。それぞれの対局にはソフトの特有の指し手とともにそれぞれのドラマも生まれた。とくに、決勝戦となったAWAKEとPonanzaの息詰まる終盤の攻防はプロの検討も追いつかないほどだった。 さて、特に私が印象に残ったの…

将棋電王戦

第2回将棋電王トーナメントが11月1日〜3日に開催され、ニコニコ動画で観戦した。ベスト5に入ったソフトは来年のプロ棋士との(5対5)対戦に出場することになっており、結果は今年の春に出場したソフトのうち、3つが入れ替わるというレベルの高さだった。来年…

竜王戦解説会ほか

第27期竜王戦第4局全国大盤解説会 11月20日・21日(木・金)に静岡県袋井市で開催される第27期竜王戦第4局(森内俊之竜王vs挑戦者糸谷哲郎七段)の全国大盤解説会が開催される。ほとんどが対局2日目の21日におこなわれるが、長崎では事後の11月23日(日)…