ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Com将棋と戦うには

『文藝春秋オピニオン 2015年の論点100』というムック本がこの12月に販売されている。 現代日本が抱える100の課題が論点である。 その一つに「最強の敵コンピューター将棋と戦うには」というテーマで渡辺明二冠が寄稿されている。 Com将棋の現状と強さに…

タイトル戦あれこれほか

将棋界には“春は名人戦から”という言葉がありますが、年が改まる新春は3つのタイトル戦からスタートです。 今年も勢いがあった羽生四冠が一時はダブル挑戦かと思われていましたが、それはなりませんでした。 もともと王将リーグでは最初から快調に飛ばしてい…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー76

藤井猛九段vs中村太地六段 63期王将戦予選 途中図は41手目先手が39玉とした局面です。この将棋は藤井九段得意の角換わり4間飛車を目指した指し方に対して、後手が相振りの趣向で応えたものです。 途中図以下、後手は15歩以下端攻めを敢行します。60手目18…

物語を紡ぐ

小説の作法には二通りあるらしい。 一つはストーリーの大枠をもとに、登場人物を決める。そして、その人物が勝手に?動き出して物語が展開していく。もう一つは物語の収束部分まできちんと決めた上でシナリオ通りに書き進めていく。瀬戸内寂聴さんは自らを前…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー75

小倉久史七段vs安西勝一六段 第55期C2順位戦途中図は先手が手待ち気味の2回目の85銀の局面である。以下、角交換となり、先手56角と急所に据えてから穴熊への玉頭攻めを開始する。飛角香の効きを最大限に活かして、最後は姿焼に近い収束図となった。 ▽3…

平成27年 長崎県将棋大会予定表

長崎県内将棋大会H27年1・18 支部対抗戦(長崎支部代表決定戦) H27年2・8 小学生名人戦 H27年2・15 シニア名人戦 H27年2・22 支部対抗戦(団体戦・個人戦の県大会) H27年3・5 青雲荘(雲仙市)将棋大会 H27年3・22 久留米王位戦 H27年4・2…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー74

森雞二九段vs福崎文吾九段 第70期C1順位戦途中図は後手45銀とぶっつけてきたところ、これを55銀とかわして、以下先手は64歩の交換から75へ銀を繰り変えて、後手の美濃囲いの玉頭攻めを狙う。収束、66角が当たりになっているのを無視して、「端玉に…