ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

将棋電王戦

第2回将棋電王トーナメントが11月1日〜3日に開催され、ニコニコ動画で観戦した。

ベスト5に入ったソフトは来年のプロ棋士との(5対5)対戦に出場することになっており、結果は今年の春に出場したソフトのうち、3つが入れ替わるというレベルの高さだった。

来年のプロ棋士との対戦カードは次の通りになるようだ。
1位:AWAKE  vs 阿久津主税八段
2位:Ponanza vs 村山慈明七段
3位:やねうら王  vs 稲葉陽 七段
4位:Selene  vs 永瀬拓矢六段
5位:Apery   vs 斎藤慎太郎五段

ソフトはなぜ振り飛車戦が少ないのかとかねがね疑問に思っていたが、今回5位に入ったAperyの開発者である平岡拓也氏の話しでよく理解できた。「ソフト開発者のなかには振り飛車党の人も多いが、振り飛車はデータが悪い(勝ちにくい)ので、出場ソフトの多くは初手は2六歩の着手(振り飛車はしないと決め打ちしてる)が多い」とのことだった。

各ソフトは棋風(攻め将棋、受け将棋)や独自の大局観を持っているということが今回あらためて分かった。そこで、世の振り飛車党のために振り飛車でイイ将棋が指せる(勝ちまくる)ソフトを開発してくれる勇者は現れないものだろうかとちょっぴり思いました。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv195875078
http://live.nicovideo.jp/watch/lv195872748