ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

駒桜イベント<女流王座戦関連>

女流王座戦の大盤解説会を兼ねての駒桜イベントへ行ってきた。日時:平成25年10月26日午前10時より終日。場所:「芝苑」 大阪市北区西天満女流棋士:長谷川優貴女流二段、香川愛生女流王将、 室田伊緒女流初段、室谷由紀女流初段ゲスト棋士:淡路仁茂九段(…

女流王座戦<前夜祭>

第3期リコー杯女流王座戦第1局が10月26日に大阪で開催される。 その前日(25日)に開催された前夜祭へ行ってきた。場所:ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区茶屋町)棋士:加藤桃子女流王座、里見香奈女流三冠 谷川浩司連盟会長、羽生善治王座 淡路仁…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー22

大野源一九段vs若松政和七段 15期王位戦 元祖、捌きの振り飛車の名手、大野九段の珍しい相振り飛車というよりも、通常の5筋位取り中飛車に対して、後手が趣向を凝らして相中飛車で対抗したという将棋である。全体の棋譜の流れは5筋の攻防戦という感じであ…

パソコンで困った

2013・2・1付けブログで紹介したが、プロ棋譜の管理は「棋泉」でデータベース化している。この棋泉というソフトはかなり古いために、進化を続けている最新のパソコンではすんなりとインストールできない。 パソコンのOSの変遷は一昔前までは windows…

朝日アマ名人戦長崎県代表戦

標記の大会が10月20日長崎市の三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り(参加者は30名)。準決勝1組 金納龍世 vs 山口賢人 → 山口賢人の勝ち。準決勝2組 伊ヶ崎博 vs 吉丸幸大 → 伊ヶ崎博の勝ち。山口氏と伊ヶ崎氏は来る12月15日開催の朝日アマ北…

勝ち負けの宣言はなぜ敗者からか

将棋における勝敗は負けを意識した側が「負けました」、「ありません」などと言うことによって決することはよく知られた事実である。 スポーツ界においては、野球に審判がいて、相撲に行司がいるように勝負を宣言してくれる人がいる。将棋においても審判らし…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー21

佐藤大五郎九段vs灘蓮照九段 12期十段戦珍しい灘九段の相振り飛車。現役のまま病気で亡くなられたのが享年57歳。(今にして思えば随分若くして・・という感じです。) 途中図の駒組を見ると、現代相振りみたいな玉の囲い方である。中盤、角交換の後に…

囲碁将棋トップ対談(文藝春秋)

「若き天才の思考法」と題して、井山裕太(囲碁棋士の棋聖)と渡辺明(将棋棋士の竜王)の対談が文藝春秋11月号に掲載された。以下、記事の骨子。 グローバル性について井山:海外の囲碁事情では中国、韓国、台湾にプロ組織がある。近年は日本が中国、韓国に…

第50回赤旗名人戦の長崎県大会

10月13日に赤旗名人戦の長崎県代表決定戦が長崎市で開催された。その結果は次のとおり。優勝:鷹取 真一 (佐世保市)2位:中村 圭太 (雲仙市)3位:吉原 龍 & 瀬戸川 昭 (ともに長崎市)優勝した鷹取氏は11月9日・10日に東京で開催される全国大会へ出場…

JT杯大阪大会

10月12日(土)JT杯大阪大会へ行ってきた。 初めて行った大阪市立体育館(大相撲の本場所が開催される所かと思いきや、それは大阪府立体育館の方で難波のほうにある)。 JT杯は今年7月20日に福岡大会へ行ったが、大阪の集客数は2000人前後でその人数…

アマ王将戦九州大会へ行ってきた

10月6日福岡市西区市民センターで標記の大会が開催された。 県外予選免除者の特典を活かして午前11時半頃を目途に会場へ向かうことにした。当日、JR(カモメ)で長崎を立ち博多へ。博多駅から地下鉄で「姪浜」への移動(所要時間20分)。ヤフードー…

ペンネーム考

詰パラ10月号・小学校の選題の言葉で思い余ってというべきか、ついペンネームが嫌いだと書いてしまった。 パラ小学校では毎月、150名前後の全問正解者が出る。まず、本名に付されたペンネームでデータ管理(名寄せ)しなければならない。このデータ管理が…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー20

丸田祐三九段vs西村一義九段 38期昇降級1組 途中図以降、両者激しい攻め合いとなるがお互いにプロらしい巧妙な歩の使い方をみせてくれる。棋譜並べしていて実に心地よい。 ▲64歩 ▽同歩 ▲65歩 ▽46歩 ▲同歩 ▽45歩 ▲64歩 ▽46歩 ▲65桂 ▽52金引 ▲55歩 ▽66歩 ▲58…

客寄せ

「客寄せ」という言葉がある。詰パラ誌では私が購読を始めた昭和40年代後半には既に見たり聞いたりした言葉だから意外と歴史がある。 あるコーナーで読者がその詰将棋を解いたり、あるいは解答を送ってみたいと思わせるような作品を「客寄せ的作品」と呼ぶ。…