ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

ネット配信将棋(その2)

前回は藤森将棋を紹介したが今回はイトシンTVだ。 伊藤真吾5段のYoutubeである。 彼はデビュ-時は振り飛車党だった。 棋譜を追いかけて秘かに応援していたがいつの日か、振り飛車を封印してしまった。そのころから私の中で棋譜を気にかけない普通…

村山聖全局集

マイナビより出版されている「村山聖全局集」上・下巻を入手した。 この本は一口に述べると、持病と共に子供のころから生き、17歳で4段になり、A級8段まで昇りつめて29歳で生涯を終えた一人の棋士が残した全棋譜の物語である。 それぞれの本の最初の…

ネット配信将棋

プロのタイトル戦に振り飛車戦がほぼ消滅して久しい。 今や、興味の焦点は比較的振り飛車戦が多い女流将棋とネット配信による将棋に移ってしまった。 最近、特に注目したのは2020・12・12に公開された藤森哲也五段による「負けるまで四間飛車スペシ…

詰将棋の解答(1月ブログ分)

1月1日分*24竜 同玉 25銀 同金 34金 まで5手詰 1月14日分*22角 同金 81龍 12玉 21龍 同金 同銀生 同玉 13桂 12玉 23金 同玉 33と 12玉 23と 11玉 61龍 21桂 同桂成 同馬 同龍 同玉 33桂 11玉 22角 まで25手…

剛腕・強手は桑原流を彷彿

第34期竜王戦第6組ランキング戦が1月13日に行われた。 西山朋佳女流3冠vs室岡克彦7段の一戦。 下記途中図は先手が6筋の歩を交換して64銀と進出したところ、後手が63歩と指したところである。 さて、先手は穏やかに指すなら75銀と引くところ…

年頭にあたって

謹賀新年 今年はコロナに負けず詰将棋全国大会と詰将棋解答選手権を無事に開催したい。 詰将棋創作は第4作品集に向けて精進していきたい。 上記が私の年賀状の原文です(詰将棋は5手詰)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 202…

詰将棋の解答(12月ブログ分)

12月1日*72銀打 53玉 63飛 同金直 同銀成 同玉 72銀生 同玉 61角 63玉 52角成 同玉 43金 同玉 42金 53玉 51龍 63玉 52龍 まで19手詰 12月9日*71金 同玉 81金 72玉 82金 同玉 83香 72玉 64桂 同金 81銀 …

キラリと輝くか、新星

12月22日に48期女流名人戦の予選が行われた。 先手:山口稀良莉女流2級vs山口絵美菜女流1級の一戦。 先手の人が聞きなれない名前だなと思い、連盟のHPを見た。 この12月に女流2級としてプロになったばかりの岐阜の高校1年生だった。どうやら…

12月14日の朝日杯

午前10時から行方尚史9段vs阿部光瑠6段でその勝者が午後2時から佐藤天彦9段との対局という組み合わせだった。 この日は女流王座戦が一番気になる対局だったので、阿部6段に淡い期待は持っていたものの振り飛車戦はないだろうとみていた。 ところが…

女流王座戦の決着

12月14日女流王座戦の第5局が行われた。 先手:里見女流4冠・中飛車vs西山女流王座・3間飛車。 第2局の振り飛車対抗型を除けば残る4局はすべて相振り飛車となった。 タイトル戦で振り飛車がそれも相振り飛車が観戦できるとは楽しさ・うれしさを通…

カド番をしのぐ

12月9日、女流王座戦の第4局が行われた。 先手:西山朋佳女流王座vs後手:里見香奈女流4冠の一戦。 またもや期待通り相振り飛車となった。 先手3間飛車vs後手向い飛車。 途中図は昼食休憩時点で後手が42手目24飛と指したところ。 このあと、局…

タイトル戦での相振り飛車

12月1日は第10期女流王座戦第3局が開催された。 里見香奈女流4冠vs西山朋佳女流王座の一戦で戦型は相振り飛車。 8大タイトル戦では相振りどころか、振り飛車そのものが珍しいことだ。 先の王座戦で久保9段が振り飛車で戦ってくれたが敗退した。 …

詰将棋の解答(11月ブログ分)

11月1日分*73桂 同金右 53桂 同金 62香 同玉 71銀 51玉 42銀打 61玉 62銀成 同玉 53銀成 同玉 52金 まで15手詰 11月12日分*81馬 61玉 71馬 51玉 43桂 同金 62馬 同玉 73銀成 同玉 65桂 82玉 64馬 93玉…

新しい棋戦始まる

女流将棋の新棋戦が11月13日に開幕した。 第1期ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦である。 8組にわかれて、それぞれ8名によるリーグ戦をおこなう。 今回紹介するのはB組から加藤圭女流初段vs清水市代女流7段の一戦である。戦型は先手の加藤さんの…

居飛車党の相振り飛車

11月11日におこなわれたB2順位戦より井上慶太9段vs戸辺誠7段の一戦である。向い飛車対3間飛車となった。井上9段は本来、居飛車党だがごくまれに振り飛車党に対して相振りを指すことがある。将棋の内容は戸辺7段の攻めをしのいだ後に、反撃に転…

詰将棋サロンの解説号

将棋世界11月号で自作詰将棋が入選したところであるが、12月号はその作品の解説が記載されてる。 それによると、手順の解説にとどまらず、次のようなコメントを及川拓馬六段は述べられている。 <詰将棋作品集を何冊も上梓されている作者。「詰将棋の道…

女流王将戦の決着

10月30日、第42期女流王将戦の第3局がおこなわれ、先手・西山朋佳女流王将が後手・室谷由紀女流3段を相振り飛車の戦いで勝利してタイトルを防衛した。 報道では先手の逆転の勝利と伝え聞いたが、棋譜を並べて見る限り西山側の玉の囲いが崩壊したわけ…

詰将棋の解答(10月ブログ分)

10月1日分*42銀 32玉 41銀生 33玉 45桂 同角 42銀 同玉 51馬 31玉 43桂 同金 32銀成 同玉 41馬 33玉 43銀成 同玉 44金打 まで19手詰 10月2日分*42銀 同金 41金 同金 同と 同玉 42金 同玉 53角 32玉 41銀 …

女流王座戦が開幕

10月28日、第10期女流王座戦5番勝負が開幕した。 西山女流王座に里見4冠が挑戦するタイトル戦である。 注目の戦型は先手の里見さんが58飛と早々に中飛車をめざしたが後手の西山さんが同じく52飛車と中飛車で応じたためほどなくして、28飛とも…

永遠の桑原流

私の詰将棋作家への水先案内人は故・桑原辰雄氏であった。 早いもので彼の死後、5年が経過する。 10月22日は彼の命日である。 趣味の世界で特にオマージュ的思いのある人との別れは一種独特の淋しさを伴うものである。 昭和55年、作家・立原正秋氏の…

三間飛車ばかりではない

10月15日、79期C2順位戦5回戦がおこなわれた。 先手・石田直裕5段vs後手・山本博志4段の一戦より。 戦型は後手のゴキゲン中飛車となった。 山本4段といえば3間飛車、3間飛車といえば山本4段を思い浮かべるくらいだ。その彼が中飛車とは初め…

遠いタイトル

10月14日に第68期王座戦第5局がおこなわれた。 残念ながら久保9段は敗れタイトル奪取はならなかった。 彼にとっては3度目の王座戦挑戦だった。49期と55期ではいずれも羽生王座に跳ね返されていた。 久保9段の直近の可能性はベスト8まで勝ち進…

女流王将戦第2局

10月13日に第42期女流王将戦第2局がおこなわれた。 先手・室谷由紀女流3段vs後手・西山朋佳女流王将の一戦。 戦型は互いに3間に振る相振り飛車となった。 囲いは美濃vs右矢倉である。 途中図は先手が45手目77桂とはねて、局面の頂点を迎え…

本領発揮の粘りのアーティスト

10月6日に第68期王座戦第4局が行われた。 アベマで中継がおこなわれ、解説に菅井8段、今泉5段、室谷由紀女流3段など振り飛車に精通した人が登場し、解説も話題も実にわかりやすく面白かった。 さて、将棋の方は先手久保9段のノーマル4間飛車で始…

「将棋世界」の詰将棋サロン

2020年11月号の同誌で実に久しぶりに入選を果たした。 入選6回となっているが、前回がいつの出来事だったか思い出せないほどだ。多分10年以上は経過しているはずだ。 私の主戦場は詰将棋パラダイス誌上だ。20手超えの中編作が多く、17手以内の…

どう指したら、こうなるのか

10月1日は倉敷籐花戦の挑戦者決定戦だったので、A級対局(先手・斎藤慎太郎8段vs後手・羽生善治9段)の一戦をほったらかしにしていた。どうせこの二人なら振り飛車戦にならないだろうと高をくくっていた。午後2時頃にアベマTVを確認して思わずの…

銀不成のマジック

9月30日に行われた第69期王座戦一次予選の先手・小林健二9段vs後手・安用寺孝功6段の一戦。 後手のごきげん中飛車で始まった戦いでの途中図は86手目46銀と指したところである。 この後、この銀が他の着手も交えながら37銀生~38銀生~47…

詰将棋の解答(9月ブログ分)

9月3日分*72銀 同銀 71金 51玉 62馬 同玉 74桂 51玉 41金 同玉 31飛 まで11手詰 9月4日分*21龍 同金 33角 同金 22銀 同玉 31銀 同金 11銀 23玉 22金 同金 同銀成 同玉 21金 32玉 52飛成 21玉 22金 まで19…

百花繚乱

9月26日はマイナビ女子オープン予選の一斉対局だった。 午前と午後での対局総数は正確には数えきれないが多分35局前後だったと思う。ほとんどの対局で目にするのが百花繚乱の振り飛車戦。振り飛車フアンにとっては堪えられない楽しい一日であった。「将…

倉敷籐花戦での快進撃

9月18日倉敷籐花の準決勝戦が行われた。 先手・石本さくら女流初段vs後手・甲斐智美女流5段。 戦型は互いに3間に振る相振り飛車となった。 途中図は先手が63手目に98角と打ったところである。 実はこの角はのちほど76角とあがり、また98角と…