ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

女流棋界は「相振り飛車」の宝庫

2022年5月号の将棋世界の付録は「「女流棋士の相振り飛車」だった。 女流の実戦棋譜より39題を特選して「次の一手」形式で小高佐季子女流初段が執筆担当していた。彼女自身が振り飛車党なので、そのコツを周知していた部分もあるがうまく解説をまとめて…

偽りの看板

5月14日はAbemaトーナメントの予選Bリーグ2回戦が行われた。 糸谷チーム(糸谷哲郎8段、黒沢怜生6段、西田拓也5段) 菅井チーム(菅井竜也8段、久保利明9段、佐藤和俊7段) 私にとって贔屓の菅井チームの登場だ。 この対戦、6人のうち5人…

中盤のねじり合い

第33期女流王位戦第2局が5月11日札幌市で開催された。 先手里見女流王位が中飛車、後手西山女流2冠が3間飛車といきなり相振り飛車の戦いとなった。 相振り飛車における中飛車は後ほど3間か向かいに飛車を振り直すことが多い。 里見さんは相手が飛車…

振り飛車党が活躍

第5回アベマトーナメントが開催中である。 この棋戦、登場する6人が全て居飛車党だとあまり積極的に見る気が起きないものだ。 5月7日には予選Bリーグより糸谷チームvs齋藤チームの対戦が行われた。 糸谷チームには黒沢怜生6段と西田拓也5段という振…

詰将棋の解答(4月ブログ分)

4月11日分*41飛成 51歩 53桂 同金右 71金 同玉 82角 同馬 72桂成 同馬 82銀 62玉 72香成 同玉 52龍 同歩 71金 62玉 73角 まで19手詰

九G例会参加記

4月23日は九G例会日だった。 参加人数が9名だったので意外というかほっとした。 これはコロナが沈静化していない中、コロナと共存して行かざるを得ないということかそれとも例会日が大きく変わった影響なのか定かではない。 もともと九Gは発足時から1…

下剋上

第5回abemaトーナメントが4月16日に開幕する。 その1週間前の9日にドラフトではなく自力で出場権を獲得する1チーム編成のための対局が行われた。 3つのブロックで進行した各4人による準決勝・決勝戦がおこなわれて3人の出場者が決定した。 折…

詰将棋の解答(3月ブログ分)

3月1日分*63桂 同金直 61金 同玉 81龍 71飛 52角 62玉 63角成 同玉 52角 62玉 63金 同金 82龍 72香 63角成 同玉 73金 同香 52龍 まで21手詰 3月2日分*64飛 74桂 76桂 75玉 74飛 65玉 57桂 同と 66金 …

ネット作品展

関西の詰将棋作家グループに「創棋会」がある。 2か月に1回、定期的に会合をされている。 以前、よく旅行したときに日程が合えばその会合に時折参加したことがある。 そういうご縁があって「創棋会」の作品集作りの時等にお声をかけていただいている。 こ…

女流名人戦

2022年2月24日に第48期女流名人戦第4局が行われた。 挑戦者の伊藤沙恵女流3段が里見香奈女流名人に勝ちタイトル奪取した。 伊藤さんにとっては悲願の初優勝であり喜びもひとしおだろう。 彼女は居飛車党だが時折みせる相振り飛車にはいつも注目し…

朝日杯で快挙

2022年2月23日、第15回朝日杯将棋オープン戦の準決勝及び決勝戦が行われた。菅井竜也八段が優勝した。銀河戦の優勝に引き続いての快挙である。 午前中の対局は佐藤天彦九段で午後の決勝戦は稲葉陽八段だった。 この日、youtubeでは羽生善治…

詰将棋の解答(2月ブログ分)

2月9日分*64桂 同金 84桂 同歩 83銀 61玉 72銀打 同金 同銀成 同金 52金 71玉 83桂 同金 62銀 72玉 61銀生 71玉 62金 同玉 52飛成 71玉 72龍 まで23手詰 2月12日分*73金 同金 同と 同玉 64銀 同玉 65金 53…

マイナビ準決勝

2月11日に第15期マイナビ女子オープン本戦の準決勝2局が行われた。 一つは 先手・山根ことみ女流2段vs後手・香川愛生女流4段 もう一つは 先手・里見香奈女流4冠vs渡部愛女流3段 前者は互いに向い飛車で始まる相振り飛車となった。 77手目先…

中飛車左穴熊

例えば、先手で56歩から中飛車を目指した時などに相手に32飛などと相振りに持ち込まれることがある。 そこから中飛車が玉を左側に動いて穴熊に囲ったりする指し方がある。 これを相振り飛車だというのは少し無理があるのではないかと常々思っている。 左…

詰将棋の解答(1月ブログ分)

1月1日分*44香 同飛 53角 同玉 52金 まで5手詰 1月3日分*81銀 63玉 52龍引 同金 72銀生 同玉 52龍 62飛 63金 81玉 72金打 91玉 82金 同飛 同龍 同玉 72飛 93玉 94銀 同玉 92飛成 93合 95香 まで23手詰 1…

相振りデータ分析

指し将棋は振り飛車党でとりわけ相振り飛車が大好きだ。 「棋泉」という棋譜管理ソフトがあり、これに2000局余の相振り棋譜を保存している。 相振りにおけるいろんなデータを確認したくて手数が100手までの棋譜で調べることにした。100手までで671…

振り飛車満喫!朝日杯

2022年1月15日は第15回朝日杯将棋オープン戦の名古屋対局が公開対局となりAbemaTVで中継された。 振り飛車党の菅井竜也八段が登場した。 対局風景と大盤解説会があり、二台のパソコンを開いて終局まで楽しんだ。 午前10時からの対局相手が…

「振り飛車年鑑」を入手

振り飛車年鑑をイの一番に買った。 将棋界史上、初の企画によるものでとりわけうれしい不意打ちだ。 こんな本が出るとは思わなかったという意味で思いがけない贈り物だ。 まず目次を見ながらパラパラとめくってみる。藤井猛九段を始め、振り飛車に理解がある…

謹賀新年

本年も当ブログをよろしくお願いいたします。 さて私の愛読書・「詰将棋パラダイス」のお話しです。 詰パラを直接定期購読して半世紀近くになるが新年号を手にすることほどワクワクすることはない。今でこそ、毎日が日曜日だが現役のころを含めてその思いは…

詰将棋の解答(12月ブログ分)

12月6日*54角 63歩 64桂 81玉 72金 同金 同桂成 同玉 64桂 62玉 52桂成 同玉 61銀 53玉 63角成 同玉 64金 62玉 63歩 61玉 62金 まで21手詰 12月20日*41金 同玉 32銀 51玉 43桂 42玉 31銀生 41玉 …

振り飛車年鑑

マイナビより「振り飛車年鑑」が12月28日出版予定である。 クリスマスは過ぎているのでちょっとした正月プレゼントとなるだろう。 これは近来、歓迎すべき出版の一つといってよい。 先月の「相振り飛車名局集」に続いての朗報でもある。 この種の出版物…

相振り飛車名局集の『囲い方』分析

相振り飛車というものをその時代、時代の状況や旬の棋士にスポットをあてて分類し時系列的に選題編集したことは高く評価できる。 惜しむらくは相振り飛車における誰が一番多く指しているのか、誰と誰の対局が多いのか、誰の勝率が一番高いのかを始め、あるい…

詰将棋の解答(11月ブログ分)

11月16日*63金 同金上 61銀 同玉 52銀 71玉 72歩 同玉 63銀成 同金 同香成 同玉 64金 72玉 63金打 71玉 72歩 61玉 52馬 19手詰 11月18日*71角 同玉 62香成 同玉 53角 同金 54桂 71玉 72銀 同銀 同歩成 同…

相振り飛車名局集

待った。出た。ようやく出た。 相振り飛車の実戦集が出た。 実は一度過去に出たことがある。 書名は『力戦 相振り飛車の戦い』(百番収録)。 昭和58年出版だから実に38年ぶりだ。 だから待望の一冊なのだ。 あのころから相振りを取り巻く状況はあまり変…

アベマ&倉敷藤花

11月20日女流のアベマトーナメントが行われた。 準決勝第1試合、里見チーム対西山チームの対戦。 9回戦までもつれた大熱戦だった。 何といっても全局振り飛車戦(うち相振り2局)が素晴らしい。 そして最終局で里見4冠vs西山3冠の対戦という最高…

4→5→4

11月17日第3期清麗戦第5局がおこなわれた。 この番勝負は挑戦者の加藤桃子女流3段が最初2番棒に勝っていた。 カド番に追い込まれた里見清麗は2つ返して最終局を迎えた。 先手の里見さんは得意の55歩位取り中飛車の作戦を採る。 囲いの美濃の銀が…

再びの相振り

11月15日第11期女流王座戦第2局がおこなわれた。 先の女流王将戦ではこの二人、4冠対4冠の対決だったが里見4冠がそのタイトルを奪取して5冠対3冠の対決構図となった。 ところで、11月13日のアベマトーナメントでは西山チームと渡部チームの…

詰将棋の解答(10月ブログ分)

10月9日*82飛 51玉 42角 同金 62銀 52玉 73銀成 41玉 42飛成 同玉 34桂 52玉 42金 61玉 72成銀まで15手詰 10月10日*72金 51玉 62金 同玉 72歩成 同玉 81角 83玉 92角成 同玉 82馬 同玉 73金 91玉 …

相振り飛車の出現割合

10月23日はアベマトーナメントの日だった。 予選Aリーグの第3試合である。 チーム伊藤対チーム山根の一戦。 この試合は8局までおこなわれ、振り飛車が5局(うち相振りが3局)あった。 3人一組の対抗戦ではどちらにも最低一人の振り飛車党が存在す…

四冠vs四冠

10月19日第43期女流王将戦第2局が行われた。 西山女流王将が先日、白玲戦の新タイトルを獲得したばかりなのでこの日の対局は四冠vs四冠の対決ということになった。 戦型は期待通りの相振り飛車である。 図は48手目後手西山四冠の44角に対して先手里見四冠…