ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

日めくり詰め将棋カレンダー

 昨年、5月に将棋ペン倶楽部の関東交流会に参加して、指し将棋の賞品として「日めくり詰め将棋カレンダー2009」をいただいた。発刊のうわさは聞いていたが、手に取ってみたのはその時が初めてであった。その日、参加されていた石橋女流より「来年用にぜひ作品を寄せてください」とお誘いを受けた。その後、一作投稿して、「詰カレ」2010を購入した。
 年が明けて、今年の春より、ツイッターを始めて、件の「詰カレ」の作品を日々、ツイートするのが、ツイッターの練習も兼ねての日課となった。半年以上、経過した今、一題一題を日々、備にながめてきたから云えることがある。このカレンダーは作品応募を一人一作に限るとしたとき(むしろ、できたときというべきかも知れないが)素晴らしい作品集ともいえるカレンダーに生まれ変わるのではないかと思えて来たのである。
 しかし、LPSAもこのカレンダーに向けて作品が集まらないことにはお話しにならない。初年度を含めてのスタートの年度は仕方がなかったとしても、2010では応募条件が7手詰までの一人10題まで。2011には7手詰までの一人5題までとなり、少しだが変化の気配が見られる。
 詰将棋を広く浅く世間に知らしめるという意味で、十分その役割を果たしている。しかし、2,3年後にはどの方向を見て編纂をしていくかの選択を問われる時が必ず、来るのではないかとみている。文法的には正しいかもしれないが、「詰め将棋」の「め」を取ることができるかどうかが、私なりの一つの視点である。