ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

詰将棋解答選手権(福岡会場)の申し込み状況

 全国各地で開催される初級・一般戦は4月9日である。解答選手権速報ブログで設定された約1か月前の締切日(3月13日)は、あまりにも早すぎるのではないかと懸念していたが、やはりその日には申し込み者がたったの1名で、30名まで対応可能な会場を確保したのに残念な結果であった。折しも、大震災の3日目、日に日にテレビから流れてくる犠牲者のあまりの多さに悲しみとともに一種の無力感に襲われ、ツイッター詰将棋のツイートも中断してしまった。

 然しながら、これはピンチだ。私は少々焦ってしまった。実行委員会へ連絡し締切日を3月31日までに延長する手続きを済ませる一方、翌14日から北部九州の指し将棋の団体等へ協力依頼をすることとした。即ち、電話をしたり、ネットの掲示板へ書き込みをしてもらったりした。もう、ぜいたくは言わない。昨年並みの10名前後を目指したい。そして、震災の影響がどうなっているか分からないが、4月に入ってから昨年参加していただいた方に連絡をしてみたい(今は各個人にアクセスすべきでないと判断)。

 詰将棋は好きだけど、指し将棋はどうも…という人と指し将棋が好きで終盤力向上のために詰将棋も解くという人はいったいどちらが多いのだろうか?私みたいに両刀使いの人間からすると俄然、後者のタイプが多い気がするのだが、それでも数は知れているに違いない。プロ棋士を目指す人は詰パラを通して、詰将棋は修行の一プロセスと考えているが、アマの場合、高段者といえども詰将棋に対しては好き嫌いがあるのが現実である。それでも、東京・大阪で開催されるチャンピオン戦に出場するようなプロ棋士・アマチュア詰将棋に対するモチベーションが極めて高い。一方、各地で開催される初級・一般戦は詰将棋の持つ面白さ、魅力を広く伝え、知ってもらうという役割を担っている。せっかく軌道に乗り始めたこの大会である。詰将棋の世界に関わっている者としては、地道に活動していくしかなさそうである。