ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

夢で作った詰将棋

 将棋世界の連載に「イメージと読みの将棋観」というのがある。1月号のテーマの一つに「夢の中の将棋」というのがあり、トッププロに夢の中で詰将棋を作ったことがあるか、あるいは将棋を指す夢を見たことがあるかと問うていた。
 渡辺竜王と佐藤九段は夢の中で詰将棋を作ったことはないけど、解いたことはあり、又将棋を指す夢を見たことはあるとのことでこれはなんとなく理解できる。意外に思ったのが、あれほど詰将棋を作っている谷川九段が夢の中で作ったことはないとのことであった。棋士には、はっきりした将棋の夢を見るタイプと見ないタイプがいるようであると解説は結論付けていた。
 私みたいな詰将棋好きは以前はよく、日がな一日詰将棋を解いたり作ったりしていた時のその日の夜に、その続きとして夢にまでみた経験があるが、さすがに夢で完成した詰将棋はない。
 夢で作った詰将棋といえば、なんといっても詰将棋界では伊藤果七段の作品が有名である。簡素な初型から途中に中合が一度、合駒が二度もあり、夢であっても、作風は争えないものだと妙に感心した記憶がある。
本日の詰将棋:25手詰