日時:平成28年8月21日(日)PM1〜5
場所:博多市民センター
参加者:石川 太田 倉掛 古森 坂田 酒井 嶋村 千々岩 宗岡 八尋
1 10名の参加者があった。
嶋村君(中1)は今年の倉敷での全国大会にも参加してくれたし、九Gにとっては有望すぎる若手の会員を得たと喜んでいたところである。この日、彼より「奨励会へ合格しました」と報告を受けた。一瞬、「おっ、そうか」と思わず云った。指し将棋で活躍していることは知っていたが、若いうちの夢への挑戦はイイものである。今後は詰将棋の創作は控えた方がよいだろう。しかし、詰パラを中心として、詰将棋を解くということは継続してもらいたい。藤井聡太三段の例をみても分かるように、修行の妨げにはならないからだ。ところで、「どんな将棋を指すの?」と聞いたら、「振り飛車です」という答えがかえってきた。これには個人的にうれしくなった。奨励会では香落ち戦がポイントになるが上手を持っても、下手を持っても、きっとあまり苦にならないだろう。9月から本格的に始まるそうだが、その精進に期待すると共に、年2回の九G例会にもできるだけ、元気に顔を出してもらいたいものである。
2 課題作(手順完全限定)は8作品集まった。
前回、この作品テーマを聞いた時には少し奇異に感じた。なんとなれば、詰将棋というものは本来、非限定など発生しないように作図を心掛けること(攻め方の着手だって、これしかないという手)が当たり前ではないかと思ったからである。近年、短編作品が多い私ならではの感想らしいが、2,3作品解いてみたが普通の合駒作品にしか見えなかった。まあともかく、中篇の水準作が揃ったことだけは確かである。
3 詰将棋解答選手権について
・4月9日に開催した福岡春日会場分の反省と今後の課題について協議した。
・来年は石川が長崎市で初級&一般戦の会場を立ち上げる予定である。
・福岡会場は八尋氏か酒井氏がメインとなって従来通り開催することを確認した。
4 次回開催は平成29年1月9日(月)の予定である。
課題作品のテーマは「入玉図」である。
5 二次会は8名でいつもの居酒屋にいった。
九G誕生の生みの親である宗岡氏、その1回目から参加の太田氏らによる九G例会の沿革など興味深い話しがあった。当時は若い人が多く、盆や正月に帰省する時期に合わせて1月と8月の開催になり、それが今日まで踏襲されてきたようである。1年で一番、寒い時期と暑い時期にこだわらなくてもよいのではと近年、個人的にいつも思っているが、将棋の定跡みたいにあまり変えたくないのだろう(今回の参加者の中に昭和20年代生まれの人が4人いるがみんな元気でなにより)。