ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

阪田三吉名人杯将棋大会

標記の大会が5月20日に大阪府堺市で開催された。
第25回と云うから、かなり定着している大会だが個人戦なのにその参加人数670人にまず驚いた。
長崎ではアマ名人戦竜王戦でも100名を超えることはまずないからだ。


私がこの大会に参加したわけではなく、お目当てはこの日午後開催された「将棋名人400年祭」関連イベントの内藤國雄九段の講演と谷川浩司九段と久保利明九段の記念対談であった。


お昼近くに通天閣に近い「恵比須町」から阪堺電車に乗る。大阪に路面電車が残っているのに驚きまた一種の感動もした。途中、「我孫子道」という停車駅で乗り換えたがここまでかかった時間が約20分、次に「浜寺駅前」行きに乗り換えて目的地の「御陵前」までが同じく20分ほどかかった。長崎にも路面電車があるが120円の均一料金。こちらは200円だが、その距離がまた半端ではない。100年近くの歴史もあるそうで沿線には名所旧跡も数多くあり、いつかまた一日フリー乗車券で廻ってみたいものである。

さて、イベントの方だが内藤九段の講演を拝聴する機会はこれまであまりなかったが、「阪田三吉師の魅力」というテーマで講演された。初めて聞く話しもあったりして大変興味深かった。次に、村田智穂女流二段の司会で谷川・久保両九段の記念対談。アマの将棋上達法、ストレス解消法、プライベートの過ごし方など村田女流のそつの無い司会でなかなかまとまりのある対談であった。なんといっても関西の詰将棋の両大家である内藤九段と谷川九段。それに私が指し将棋の範としている久保九段の出演であり、来たかいがあったと正直思った。