作家・立原正秋氏が没したのは1980年8月12日(54歳)。
あの日、職場のNHKニュースで訃報に接したときは少なからずショックを受けた。
彼の作品を読み始めたのは30代だった。
とにかく、文庫本で入手できるものはすべて読んだ。
小説を再読することはほとんどないが時折ひもとくのは随筆集である。
特に、『秘すれば花』『坂道と雲と』『夢幻のなか』の3冊はお気に入りだ。
彼の魅力はと問われたら「凛として生きる」ことを教えられたことだろう。
それに私の文章修業は彼の影響を多分に受けている。
今回の詰将棋:7手詰