ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

三間飛車ばかりではない

10月15日、79期C2順位戦5回戦がおこなわれた。

先手・石田直裕5段vs後手・山本博志4段の一戦より。

戦型は後手のゴキゲン中飛車となった。

山本4段といえば3間飛車、3間飛車といえば山本4段を思い浮かべるくらいだ。その彼が中飛車とは初めて見るなと思っていたら、彼がツイッターでつぶやいた。「ゴキゲン中飛車は三段の頃からずっと研究していて、いつかは登板させたかった。研究仲間でゴキゲン中飛車の師匠である奨励会員に・・・」とある。

 途中図は先手が23手目に77銀とあがったところである。

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この後、後手は56歩と交換して飛車の捌きにでる。以下、細い攻めをつないで104手で勝利した。彼のつぶやきの中で気になったのは奨励会員のこと。一般人は日頃彼らがどんな将棋を指すのか、棋譜を知る由もないので分からない。少なくとも3段リーグでしのぎを削る人の実力の一端を再認識するエピソードではある。

今回の詰将棋:19手詰

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