ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

朝日杯予選より

 7月10日に行われた第14回朝日オープン1次予選より、島本亮5段vs阪口悟6段の一戦である。先手の島本5段は長崎の子供将棋教室に近年2回ほど来崎されたことがある。後手の阪口6段は何度か訪れた「森一門会祝賀会」で2回ほど指導将棋を受けた経験があり、両者ともなじみの棋士である。

 下記の途中図のように相振り飛車となった。先手の囲いが完成間近かの金無双、後手が美濃囲いである。図は48手目後手が45銀とぶつけてきて本格的な戦いとなった。以下、先手の攻めがメインになり115手で押し切った。

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 相振りはお互いの飛車先に玉がいるから、いきおい玉頭戦気味になる。このタテの戦いを好むか好まないかが相振りの好き嫌いにかかっている。そして、相振りにはまだまだ未知の部分がある。そういった分野に探求心をもって遊ぶのが又楽しい。これらが私が相振りを愛して止まない理由がある。

今回の詰将棋:35手詰(美濃囲いの寄せです。途中、清算による手順前後可あり)

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