ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

叡王戦に藤井猛九段

12月10日第5期叡王戦本戦2回戦に藤井9段が登場し、対戦相手は飯島栄治7段だった。

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 上記図は先手の藤井9段が41手目に48金直と着手して金無双が完成したところである。この将棋の出だしは先手が角道を開けての4間飛車で後手は相振りで応じた。飯島7段は居飛車党だがまれに相振りを指すことがある。そういう趣向をこらす棋士が何名か存在している。居飛車の将棋はまず見ることがない私みたいな振り飛車フアンにとって、こういった棋士は人となりを知ってもらうという意味で一種の勝ちポイントをあげているといってよい。

 さて、将棋のほうは77桂が敵陣の53に成り込む、文鎮囲いは動ぜずなど先手が相振りでは「一日の長」を示し、83手で圧勝した。