ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

森一門祝賀会

 平成29年5月5日、「森一門祝賀会」へ2年ぶりに出席した。
2年前が参加者数230名であふれかえっていた感じだったのに、今年は250名を超えるということだった。立席ではなくテーブル席だが空間の余裕がほとんどなく、ひといきれで時折めまいがしそうであった。同ホテルで開催するかぎり、来るものは拒まずという方針でいくと、いつの日かパンクするのではないかといたらぬ心配を思わずしそうである。


 なんとなく度々顔を合わせることがあって、いつのまにか懇意になっているということがあるものである。ここ10年ほど、観る将棋フアンとしてタイトル戦などの現地訪問で言葉を交わすようになったのが「関西駒の会」の面々である。20名をこえる会員の方が2つのテーブルを確保されていたので今回、私は同テーブルへ招かれた。知らない人が多い中、こういう歓待をうけると嬉しいものである。


 さて、今年のお祝いをうける棋士は次の方々である。
大石直嗣六段がB級二組昇級、千田翔太六段昇段、棋王戦挑戦、(将棋大賞の最多対局賞、最多勝利賞、升田幸三賞受賞)、西田拓也四段昇段、石本さくら女流初段昇段の四人がメインである。
 加えて、室谷由紀女流二段の倉敷籐花戦挑戦、女流最多対局賞、山口絵美菜女流1級昇級などがある。
 そして、なんといっても森信雄七段の現役引退であり、その際「東京将棋記者会賞」が花を添えるとともに、「聖の青春」の映画公開もあった。よって、森七段が今回の祝賀会に置いては弟子一同でお祝いをしてあげるべきではないかと思ったりする。彼も最後の挨拶のなかで「現役は去っても、将棋にまつわることは逆に増えそうで新たなスタートの年にしたいと思っています」と述べていた。


 祝宴のほうは全出席棋士の登壇による挨拶、席上記念対局、メインの棋士は積極的に各テーブルをまわってサービスに努めておられた。なお、祝賀会の前の昼間に希望者に指導将棋が行われた。私は増田裕司六段と澤田真吾六段にそれぞれ「飛香落ち」で教わった。結果は1勝1敗だった。

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