ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

ブログ5周年記念懸賞詰将棋

<ブログ5周年>

 言ったってどうにもなりませんが、月日の経つのは早いもので当ブログも満5年となりました。
当初、指し将棋よりも詰将棋の記事が多かったのですが、今ではその割合はどうしたものか逆転しています。
 この期間中に、詰パラの小学校担当を降りたこともあり、それが一つの区切りでもあったのですが、長崎県内には残念ながら県のアマ情報を発信するサイトが他に見当たりません。
 私は日本将棋連盟の長崎支部の会員でもあるので、その点、ボランテイア精神で当分の間、県内アマ情報の発信(完璧ではありませんが)をしていくことにいたしました。私に与えられた支部の義務的仕事ではないために、いつでも辞められるという思いで気楽にやっています。
 指し将棋のほうは、こてこての振り飛車党のため、なんとなく偏った面(将棋の見方、考え方において)もあるかと思いますが、某詰将棋作家の指し将棋観ということでご覧になってください。


<懸賞詰将棋について>

 一般的に合駒は指し将棋の中盤あたりでも時折、出現いたしますが、主に終盤での合駒(王手に対してなんらかの対応)が問題となります。
 王手されて逃げる(王手をかわす)ことがある一方、、玉の傍らで合駒を打ったり、玉を守る味方の駒の効き筋を利用して王手を受ける合駒など、この種の合駒をときに複数回読ませる詰将棋作品もそれなりの読む力を求められますが、、実は中合・変則合・移動合・双玉における逆王手などの合駒が詰将棋の創作としては高度なテクニックを必要とし、作品価値もあがります。
 逆にそういった合駒に遭遇するのは実戦では極めてまれであり、そのため時間が短い将棋や秒読みの段階などではうろたえたりすることがあります。よって、そういった類の詰将棋があるのだと、日ごろ解かなくても、せめて鑑賞しているだけでも、その記憶の中で役立つことがあるかも知れませんね。特に、移動合とは玉のふところを広げる(盤上の駒を動かして、王手を回避して玉の動きをスムーズにする)ことです。


 さて、詰パラ10月号が発売されました。
この月の号には、九州G作品展(P20)が掲載されています。
この作品にかかる九州Gの会合は8月に博多で行われました。
集まった作品(課題作のテーマは移動合です)をみんなで批評などして、詰パラでの作品展に出展する候補を決めたわけですが、私の作品はブログでの出題に廻すことにしましたと云えば、少しは聞こえはいいですが、つまるところ詰パラ用の選題にいたらなかっただけのことです。
よって、少々見劣りがするかも知れませんがその作品をブログ5周年記念懸賞詰将棋といたします。

<締め切り>  平成27年10月7日
<メールで解答> ブログ左上のヤフーアドレスへ。
<賞品>  拙作品集詰将棋の道2」を正解者の中より5名の方へ進呈。
<ヒント> 攻め方に非限定がありますが、あえて修正していません。
      攻めの主役は飛車から角へ、そして脇役は銀の捌きです。
      決定的なヒントは25手詰。