ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

空気、合駒しても

Youtubeチャンネルで藤森哲也5段の「将棋放浪記」が人気だ。

居飛車党の彼が居飛車に徹したら私はそれほど気にかけなかったことだろう。

2020・12・12公開の「負けるまで4間飛車スペシャル」。

2021・5・9公開の「ひたすら中飛車スペシャル」。

この二つが今の私には永久保存版だ。詰将棋をやりながら、これらをバックグランドみたいに再生して楽しんでいる。

次は3間飛車ではないだろうか、早晩是非配信していただきたいものだ。

 

この「将棋放浪記」は単行本も7月に出版されたので購入している。

本の内容は動画から選りすぐった104題の「次の一手」形式となっている。

動画の進行中、指しながら彼のコメントもなかなか面白い。それらの言葉を本のなかでも「藤森用語辞典」としてまとめられている。

そのなかに載っていなかったが次の言葉が私はいたく気に入っている。

「なに合駒しても、空気合駒しても詰み」という表現だ。

 

詰将棋の世界でも「何を合駒しても詰み」というのは当然生じる。

特に収束3手での表現は「??合」という風に表現する。または一番やすい駒すなわち「??歩」などと表現する場合もある。

作図の立場としては合駒非限定はできたら避けたいところではある。

今回の詰将棋:15手詰

    *空気合駒してもが収束にあらわれます。

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