ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

秋の夜長に挑戦(懸賞詰将棋)

 秋の夜長に挑戦ということで、実戦型中編詰将棋3題の懸賞出題です。

上記、3題はいずれも私の実戦を素材に創作したものです。
解図のヒントを兼ねて、作品のいきさつを紹介いたします。


第1問は居飛車穴熊を相手に攻めていた終盤戦。72飛と3×4の配置はその時の実戦そのまま。
4筋から6筋までの駒は余詰消し。実戦の時は持駒不足で詰まなかったのですが、どういった駒があったら、詰将棋らしく寄るかというのが正算式の創作法。指し将棋では捌けば捌かれるという格言がありますが、本作では玉方の金、銀が逆に捌かれると云う印象があるかと思います。


第2問は22玉に対して、32金引きと王手をかけて13玉とかわされたところです。一見、へぼな追い方ですが、本作は上部に龍が控えていますので、この龍の活用をうまく図ることです。


第3問は相振り飛車の実戦からです。完成図は左右反転して、右側に作図しました。このように、詰将棋は右側で原則として作図するのが慣わしです。軽快に捌くと云う私の指し将棋感から派生したこの作品は適度に入る駒交換をイヤミに取るか、玉方の金銀が捌ける爽快感を取るかに評価がおそらく分かれることになるかと思います。


・解答方法は初手と最終手と手数だけでOKです。
・解答締切:平成24年11月28日
・解答手段はメールでお寄せください。
  para9981@gmail.com
・全問(3題)正解者より、5名の方に私版詰棋書等の賞品を進呈いたします。
 詰棋書等=「詰将棋の道」「平成の7手詰傑作集」「詰将棋入門」等