ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

JT杯福岡対局

 7月12日(土)JT杯福岡対局へ行ってきた。
会場は福岡国際センター。
午後2時からこども大会低学年の部  決勝
午後2時半から同高学年の部  決勝
午後3時から JTプロ公式戦  のスケジュール。


お昼過ぎに博多駅に到着。
福岡国際センターは博多駅から大博通りの一本道を突き当たったところで、歩いてゆうに30分はかかるが時間も余裕があったので歩いてみることにした。というのも、福岡は7月1日〜15日博多祇園山笠お祭り。15日早朝の追い山が一番の見所だが、この日(12日)は午後3時過ぎに、昼間で、走る距離が短い以外は「追い山」と同じで祭り気分が一層盛り上がる「追い山ならし」があるそうだ。よって櫛田神社に近い大博通りで飾り山笠に遭遇することを期待して歩いたのであった。そうしたら、歩道に出ていましたね。三番山笠「東流(ヒガシナガレ)」。もうすぐ本日の本番の時間帯が近いこともあり、褌姿の男衆が参集していました。山笠はTVで見るのとは違って、見上げるばかりの立派なものでした。こういう山が7流れとなって博多の街を疾走するのですから豪快そのもの。想像するだけでも思わず身震いしそうです。
[]



 さて、将棋の方だが午後2時ごろからテーブルマークこども大会の低学年の部・決勝戦から始まったがこの将棋はお互いに入玉形となり、200手をこえる大熱戦となった。この対局で時間を喰ってプロの対局が始まったのは午後4時であった。戦型は角換わり腰掛銀となり、写真は先手三浦九段の指した手をあてる「次の1手」として出題された。私は穴熊に組ませて厚く指せとばかりに47金と書いたが、45歩が正解であった。豊川七段はこういう局面では45歩か25桂と指すものだと解説していた。

こども大会・低学年の部・決勝戦(1手30秒、持ち時間なし)
松本大輝vs松岡杜都   松本さんの勝ち。

こども大会・高学年の部・決勝戦(1手30秒、持ち時間なし)
安藤優大vs嶋村拓夢   嶋村さんの勝ち。

JT杯1回戦第2局(持ち時間10分使い切ると1手30秒。但し、1分単位で5回の考慮時間)
三浦弘行九段vs屋敷伸之九段  三浦九段の勝ち。
解説は豊川孝弘七段、聞き手は山田久美女流三段、読み上げは村田智穂女流二段

なお、こども大会の2局と三浦・屋敷戦のそれぞれの棋譜はJTホームページで後ほど掲載されます。このブログの右上(stoneriverkiのアンテナ)にあるJTウエブサイトをクリックするとそこにたどり着けます。