ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

第68回アマ名人戦長崎県代表決定戦

 標記大会が7月13日長崎市の三菱記念会館で開催された。
 その結果は次の通り。

A級:1位 増本敬   2位 伊ヶ崎博  3位 福田大介・山口賢人
B級:1位 三木隆悟  2位 山根晃静  3位 岸川満・佐々木聖也
C級:1位 小林智弘  2位 石橋泰志  3位 佐藤敦

*A級で優勝した増本氏は来る9月5〜8日に東京で開催される全国大会へ参加する。
*増本氏は伊ヶ崎氏の9連覇を阻止し、自ら9年ぶり4回目の県代表を獲得した。
*<長崎新聞記事による増本氏のコメント>
 「なるだけ定跡を外し力の戦いに持ち込んだ。伊ヶ崎さんに勝ててうれしい。全国大会でも頑張りたい」

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<帰ってきたアマ強豪>
 今回、優勝した増本さんは佐世保市出身で中・高校生の頃から注目されていた(高校将棋の主要全国大会で3冠に輝いた実績を持つ)。
その後、大学進学で地元を離れるが、住まいを構えた滋賀県ではアマ名人戦の県代表になるなど堅実に棋力を磨かれてきた。今春、故郷へ帰って、就職も決まり、さっそくアマ竜王戦の県代表になるなど、長崎県内のアマ将棋フアンに強烈な印象を与えた。
 去る6月に開催されたアマ竜王戦の全国大会では昨年、全国制覇した伊ヶ崎氏とともに出場したが、増本氏は2連勝にて予選抜けするなど、その実力は折り紙つきである。
 これまで県内における常勝・伊ヶ崎氏とともに、まさに車の両輪となって長崎県のアマ棋界をこれからは引っ張っていっていただきたいと思う。九州アマ棋界にとってもきっと良い効果をもたらすに違いない。