ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

詰パラ各学校の評価点

詰パラ各学校の解答の際はABCいずれかの評価をしてもらう規定になっている。

A3点、B2点、C1点として計算し、結果稿で当該作品の順位付けを行っている。

最近、高い評価を得る作品が多く?評価点のバブル化がおこっているのではないかと一部懸念されている。


先日、原稿作成したパラ小学校2月号の解答の束より、その傾向なりを分析してみる。

2月号の解答を頂いた方は全部で162人であった。
イ:A評価のみを5作品にされた人→32人
ロ:B評価のみを5作品にされた人→2人
ハ:C評価のみを5作品にされた人→0人
ニ:ABC評価そのものをされなかった人→6人
ホ:ABCとメリハリをつけて評価された人→122人


私は40年余の詰パラ会員であるが、よく解答を出していたころはこれは入選級ではなかろうと判断するものにはCをつけて、その月で一番気にいった作品にAを、まれに甲乙つけがたい作品があればAを2つぐらいつける姿勢でのぞんでいた。上記でいうと、ホにあたり、これが解答の際に評価点をつけるあるべき姿ではないかと思っている。

イロハの少し偏った評価の仕方だが、まず、ハだが以前は2,3人はいたものだが作者そのものというより、担当者の選題方針を否定されているようで担当をやっている時は特にいやな気分になったものである。次にイの人だがこれがなんとなく多いなと感じるし、バブル化の一因かもしれない。イの方々が「もし、自分が月間賞を選ぶならどの作にしようか」という姿勢でのぞまれるなら自然と解決するのかもしれない。

それから、以前は評価点が2.00を割り込んだら入選扱いしないと云う取り決めがあったが、いつのまにか選題の時点で入選回数がカウントされるようになった。入選回数のカウント間違いが時折、編集部の方であったりして立ち消えになったものと思われる。そういったある種の緊張感が無くなったのもひょっとしたら遠因になっているのかもしれない。