ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

熊本〜大分への旅

 当初、6月11日から15日までの4泊5日を計画していたが、11・12の両日は結果的に九州は大雨だった。11日朝からJR九州のHPを見ていたら、九州新幹線新玉名〜熊本区間で大雨のため運転見合わせを繰り返していたため、この日、熊本でのJT杯将棋(谷川九段vs三浦八段)を見に行きたかったのだが、断念した。翌12日、前日の雨の降り方に負けず劣らずの空模様だったが、意を決して出発。長崎発8時49分の特急かもめはダイヤ通り新鳥栖に到着して新幹線に乗り換えた。ところが、やはりというべきか、新玉名〜熊本区間で3時間も停車してしまった。駅員に聞いたら、この区間は山を切り開いてレールを敷いたためと分かったような分からない説明。なるほど、トンネルが多かったものの、在来線が元気だというのに雨に弱い?九州新幹線という印象を露呈した感じがする。おかげで文庫本を1冊読み終えたが、結局長崎から熊本まで7時間近く要してしまった。

 翌13日、雨も止んだ熊本を発ち大分へ向かう列車へ乗った。長崎から大分へJRで行くときは普通、久大線(久留米〜大分)を使うが、この熊本〜大分間は豊肥線といい、初めて利用した。欧州の長距離列車を彷彿させる列車名の日本版とも云える「九州横断特急」という重厚な名前が付いている。全行程の8割近くが阿蘇の山々や田園地帯を車窓に眺めながら進むため、今の季節、緑多きこともあり、目の保養にもなり飽きがこない風景であった。途中、立野という駅でスイッチバック(20度以上の傾斜があるらしい)という走行を体験できた。その立野を過ぎて、赤水という駅で途中下車してその日は赤水温泉に一泊。翌14日に同列車に乗って大分へ移動した。

 15日、大分市内にある「豊の国健康ランド」で開催された将棋大会に参加した。
大分は昔より、アマの将棋大会が盛んなところである。人口比からしても、福岡県には決して負けてはいない。現在でも、早咲誠和アマ強豪が実戦面で引っ張り、一方、情報発信面では「棋楽庵の九州将棋ふまわり日記」という良きサイトがある。やはり、この二人三脚でうまく廻っているのではないかと私は思っている。
 さて、この大会は毎月第3水曜日に開催され、参加者も常時20名前後あるとのこと。スイス式で4回対局して、私の成績は2勝2敗の指し分けだった。皆さん、実に楽しく将棋を指されており、ここらあたりに大分の将棋大会の多さの一因があるのではないかと感じました。御縁があったら又来たいと申し上げて、帰路は久大線(湯布院・日田・久留米経由)でこの日の夜自宅へ帰りました。

本日の詰将棋:7手詰