ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

山口近県将棋チャンピオン大会

 13日(水)に名人戦大盤解説会へ小倉に行った。近年、ネット情報が盛んで現地での大盤解説会はやや元気がなくなってきたのではないかと懸念している所ではあるが、九州ではプロタイトル戦が来るのがやはり稀なのか、また二日目ということもあり300人ほど集まりなかなかの盛況であった。解説に登場したプロの先生方は森内名人有利と見ている中、かなり羽生挑戦者も盛り返していると思われたが、ご周知のように森内名人が押し切ったと云う印象であった。

 翌14日以降、いつもは関西方面へ行く際に新幹線で通り過ぎるばかりの山口県下の観光巡りを2,3日行った。湯田温泉秋吉台秋芳洞金子みすゞ記念館、下関市内など。帰りがけの駄賃とばかりに立ち寄ったのが標題の「山口近県将棋チャンピオン大会」である。

 17日(日)am9時半、将棋大会の受付へ。長崎から来たと言ったら受付の人は驚かれていたが、いきなりトーナメントだと聞かされて私もまた、少々驚いた。100人を超える人が参加されていたが、どうやら大会のシステムはベスト16人になった時点でそれ以降がチャンピオン戦で、それまでに敗退した人が「特別棋戦」と銘打ったABC級戦(人数の枠はある)の慰安戦?に廻るようだ。アマ名人戦とかアマ竜王戦の県代表決定戦なら問題がありそうだが、こういったマイナーな大会なら問題はなさそうだ。トーナメント1回戦で強豪に当たったら、平手で教えていただくという謙虚な気持ちで接すればよいし、すぐに負けたら特別棋戦にまわり、日がな一日将棋を楽しめるようなシステムになっている。こういう大会の運営方法は私にとって「目から鱗」の類いであった。肝心の私の戦績は2回戦で敗退し、帰りが遅くなるといけないので特別棋戦に廻ることなく早々に失礼した。