ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

結局将棋が強いのはどっちだったのか?

電王戦 舞台裏レポート

 PCやスマホを始めとする電子機器の情報誌である週刊アスキーをご存じの方は沢山いらっしゃることと思う。その5月21日号に標題の記事が見開き2ページにて掲載された。

 電王戦の結果についてはその棋譜やCOMの技術的な面などは既に多くのサイトで公開されているからか、ここでは実にあっさりと振り返っている。本来、この雑誌は電子面は得意の分野なのだが少々時機を失したからか、そういう誌面作りになっている。それでは簡単に紹介していこう。


<コンピューター対策の常識は崩れ去った>
 これまでコンピューター将棋では「定跡を外す」というのが、人間側が有利に立てる作戦と言われてきた。しかし、今回定跡を外したのはコンピューター側だった。定跡外しはもはや幻想なのだ。そして、人間では発想のつかない新たな手も出現、今後、コンピューターが新定跡を生み出すかもしれない。


<阿部光瑠四段のエピソード>
 今回唯一の勝ち星を挙げた彼の昼食がうなぎとマグロづくしの二人前で話題になった。
 

<評価値は川上会長の発案>
 これまでも別のソフトを使って対局中の評価値を示したことはあったが、画面上に常に評価値を示したのは初。ドワンゴ川上会長の案だ。将棋をあまり知らない人でも情勢が分かるナイスアイデアだった。


<将棋中継史上最高視聴者数>
 去年の電王戦や、名人戦竜王戦などのタイトル戦など、さまざまな対局を生中継しているが、今回の第5局は約48万ビューと史上最高を記録。5戦トータルでは200万ビュー超えという注目度の高い戦いだった。


<対局といえばおやつ>
 対局中、15時におやつというのはつきもの。今回のおやつは対局者の好みを聞いて、ドワンゴの広報さんがすべて用意。こだわりの品々ばかりだった。
(例えば、第4局でのモンブランは銀座にある老舗の千疋屋さんの一品。写真付きで載っている。)


<印象に残る対局者のPV>
 対局者のPVを始め、感動のエンデイングなど、凝った作りの映像は、某格闘番組の映像を手掛けたスタッフが制作。格闘技テイストが将棋にも合うことが分かった。


 以上、記事の内容はこのようなところです。