指し将棋でよく同じ駒を置き駒で活用するか、良い局面をにらんで持ち駒でしばらく持っているかということがよくある。
例えば、角交換があり相手はすぐ盤上に打ったが、こちらはもっと良い局面をにらんでしばらく持ち駒にしているときである。
どちらが得かというと例外もあるが一般的に持ち駒にしている方が指しやすいといわれている。それは相手にとってどこに打たれるかちょっぴり神経を使うことになる。
これと逆のことが詰将棋ではしばしば現れる。
持ち駒としては強すぎて余詰になるが、ある駒は詰将棋の手順の変化には欠かせないという場合だ。そういう場合は盤上に配置することになる。
盤上66桂がなんのために存在するか考えてみることだ。そういう考え方が詰将棋に理解を深めていくことになる。
今回の詰将棋:15手詰