ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

懸賞詰将棋の解答

9月5日のブログで出題した「創発」記念・懸賞詰将棋の解答です。

72銀 51玉 63桂 同金左 52銀 42玉 32角成 52玉 63銀成 同金 64桂 同金 53金 61玉 43馬引く 同金 同馬 72玉 61馬 81玉 72金 92玉 82金 同玉 83銀 93玉 94銀成 92玉 83成銀 81玉 72馬 まで31手詰

長手数でしたので解答は二ケタいかないとみていたのですが前半部分をクリアーできれば後はすんなり解いていただいたものと思います。15通もいただきました。

16手目の手を求めたのは同金でなく71玉では駒が余らない29手で詰むので一種の偽作意に陥らないように注意をうながしたものです。しかし、この心配は無用で全員が正解手順を解答されました。

次に主な短評です。

*玉方の2枚金の防御力が高く、ひと目「これ詰むの?」と思いました(松本祐二)。

*強力な守備陣であり質駒でもある金のいなし方が考え所。スッキリとした解後感の良作ですね(占魚亭)。

*53金、61玉で駒が足りないかと一瞬思うが43馬引が62金~44馬引を見越した継続手で馬の長い足を利用して捕まえることに成功(津久井康雄)。

*作意の順は52銀をボロッと取られるので考えにくい。そのため、初手や3手目に迷ったりして悩みました。16手目71玉の順がぎりぎり短く詰むのも幸運に感じました(竹中健一)。

*見える手がいくつかあり筋に入るまで一苦労。玉方44金の配置がポイントでした。収束は定型ながらもスッキリですね(齋藤光寿)。

*「金無双百番」をはじめ、金無双でここまでの多彩な味わいのある作品を作り出せるのが凄いです(山路大輔)。

*「金無双百番」パート2を楽しみにしています(藤田卓志)。→創作のペースが止まらないのであながち夢ではないような気が本人はしています。

*2枚の馬が大活躍する楽しい詰将棋をありがとうございました(猪子智)。

正解者より3名に「創発」を進呈としていましたが予想以上に解答者数が多かったので手元の本から放出できる7冊をプレゼントすることにしました。

次の方々に「創発」を送付いたします。

荒川貴道 猪子智 坂本栄治郎 齋藤光寿 占魚亭 竹中健一 山路大輔