ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

女流王座戦挑戦者決定戦

9月17日に標記の棋戦が行われた。

里見香奈女流4冠vs伊藤沙恵女流3段の一戦(相振り飛車)。

女流棋界も「白玲戦」という新しい棋戦ができていつのまにか本家と同じ8大タイトル棋戦となった。近年の女流棋界の充実ぶりには目を見張るものがある。

私なりにその要因を考えてみた。

里見4冠と西山3冠という両横綱振り飛車党である。このことはあの昭和時代の大山・升田(振り飛車もこなしていた)の両巨頭の時代を彷彿させるものがある。

振り飛車党が多いアマの将棋フアンをひきつけてやまないものがある。

そこらあたりにスポンサーも注目したのではないだろうか。

もし女流棋界が居飛車主体の世界ならここまで私も注目しなかったことだけは確かなのである。

さて、対局の方へ目を移してみると途中図は先手里見4冠が45手目36歩と指して昼食休憩に入った。

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再開後も難しい中盤の応酬が続いていたが後手66手目の35銀に対して先手の41銀から31角で指しやすくなったようだ。以下、後手は入玉模様に指したが109手で先手が勝利した。

今回の詰将棋:21手詰

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