第11期女流王座戦の本戦トーナメントが進行中である。
8月12日行われた先手・里見香奈女流4冠vs後手・上田初美女流4段の一戦。
勝ったほうがベスト4へ進出する。
図は49手目先手が8筋の歩を交換して89飛と引いたところである。
相振りにおける中飛車は指し方が難しいものだ。早晩、3間飛車か向かい飛車あたりに振り直すものだが本局はしばらく中飛車にいたために囲いを含めた金銀が一見バラバラである。それに比べて後手の囲いはしっかりしている。後手は36歩から46歩と突き捨てて46角と出た。角金交換をふくめて果敢に攻めたが先手は65手目82歩、69手目56角と好手を交えて107手で押し切った。
今回の詰将棋:23手詰