新しい年の到来もはや1ケ月が過ぎました。
アベマTVなどの中継も最近はすっかり「相掛かり」などの将棋が多く観る将棋の方も気力がわきません。そういうときはYouTubeで将棋ウオーズの振り飛車アーカイブをよく見ています。
振り飛車そのものの対局が少ないので自分が納得する棋譜に巡り合うのも少なくなってきました。そういうなか1月26日の対局より気になった2局を紹介いたします。
1つは49期棋王戦より北浜健介8段vs里見香奈女流5冠の一戦。
先手3間飛車に対して後手向い飛車。囲いが金無双vs里見金無双です。
こういうオーソドックスな相振り飛車はながめていて落ち着きます。
48手目後手は66角と切り、以下2枚銀で先手の飛車を追った攻めに少し無理があったようです。69手目先手は45角以下うまくまとめて115手で勝ちました。
もう一つは36期竜王戦より佐藤和俊7段vs菅井竜也8段の一戦。
後手の角交換型中飛車でスタートしました。
20手目後手が打った55角が46歩をかすめ取ることになりますがこういう生角は捌きにむずかしいところですが、きめこまかな動きでこの角は活躍しました。また、序盤守備にあがった32金が戦いながら62に寄せていくなど菅井さんらしい躍動感のある駒捌きで114手で勝ちました。
今回の詰将棋:25手詰