ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

朝日杯一次予選より

7月15日行われた第15回朝日杯予選より、先手窪田義行7段vs後手藤井猛9段の一戦が相振りとなった。出現するときは続くものである。

 藤井9段といえば相振り御三家(久保9段・鈴木9段とともに)の一員である。一時はこの3人の相振り棋譜を真剣に収集したものである。

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この将棋は相4間飛車で始まった。途中図は先手窪田7段が35手目56銀と上がったところである。互いに角がにらみ合っているのでこれより本格的な戦いとなった。

局面全体が動き始めた。こういう将棋は面白いものだ。後手は一時、玉が5,6筋の中段に引っ張り出されたがなんとか元の位置に逃げ戻る。終盤、後手からの37角と96角が光った。108手で後手藤井9段の勝ちとなった。

今回の詰将棋:15手詰 

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