ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

叡王戦準決勝

1月22日は叡王戦の準決勝第1局がおこなわれた。

渡辺3冠vs青嶋5段戦である。先手番となった青嶋5段は前局に続いて振り飛車(55歩位取り中飛車)である。加えて解説が藤井猛9段だったので嬉しい限りである。『餅は餅屋』とはよくいったもので棋界のいろんな話しをまじえながら、振り飛車の変化等を分かりやすい口頭解説しながらでもよく理解できた。

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上記途中図は28手目に後手渡辺3冠が33角とあがったところである。この後、この将棋は先手の飛車角が捌けないなか、後手の飛車が8筋の敵陣へ侵入した。よく4枚の攻めは切れないというが、後手は2~3枚で寄せきった感じである。後手が強すぎるという面もあるが、先手の不出来さが目立つような気がする。