10月17日にC2順位戦があり、今泉4段は島本5段と対戦し、先手中飛車で165手で勝利した。将棋の内容は終始相手からの細い攻めをずっと受けていた印象があったが、最後は飛車と角が敵陣の急所をにらんだ状態で44歩とついてあっけなく終わった。
彼の年齢なら通常あまり思うように勝てなくなったり気力も十分とはいかなくなるものだ。その点、将棋全般に真摯に向き合っておられるのには敬服に値する。Facebookなどを拝見すると西に東にとアマの指導に出かけている。全国のフアンから広く声をかけられてその期待にできるだけこたえている姿勢がうかがえる。在野で苦労した人はアマ将棋の雰囲気がよく分かる面があり、指導もうまい。ところで順位戦の成績はこれで4勝1敗となり、少しでも来期の順位をあげるべく白星を積み重ねてほしいものだ。
今回の詰将棋は17手詰。金無双から玉が中央にきています。
収束は金頭の桂の連続でしとめます。