ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

清麗戦第2局

 第2局は8月24日鹿児島県指宿市で開催された。

先手里見5冠は56歩から中飛車を目指したところ、後手はすかさず32飛と振った。こうでなくてはね。この二人で相振りにならないのがおかしいところだ。相振りの中飛車は指しにくいので、ほどなく88飛と向い飛車に振り直した。無難な対応である。問題は金無双の囲い方だ。後手はよくある金無双。里見さんは8月19日の叡王戦の古森4段との一戦で68金・58金型にしたところだが、本局でもそれを採用した。なにか深い研究をしているのだろうか。2局続けて気まぐれで指せるものではないからだ。68に金がいるので銀で割り打ちを避けるために58に金があがった。と解説があったが、そんな一時的な理由でいいのだろうか。

 さて、将棋の内容のほうは双方で金無双の囲いはバラバラになった。71手目先手に56角の好手がでて後手は23角で対応したが角の働きがそのまま将棋の勢いの差に出てしまったようで99手で先手が勝利した。

今回の詰将棋は17手詰。

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