ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

シニア名人戦の県代表になる

 2月3日は長崎県の同大会が開催され、5年振りぐらいに出場してみた。

 午前中はあまりピリッとしない内容ながら2勝1敗で予選抜けした。午後は8名による決勝トーナメントで一転して3局とも自分の思い通りの将棋が指せて望外の結果が出た。

  私の将棋は振り飛車一辺倒で力でねじ伏せるような将棋が好みである。終盤も詰めろとか必至とか考えず、まず即詰がないかどうかを読んでいるときが多い。

 詰将棋に例えるならまさに「桑原辰雄」流である。振り飛車の軽快な捌きは中盤まででよい。終盤は軽快というよりも、ズシリと胸に響くような好手がちりばめられた桑原流の寄せ方があこがれだった。でも、それは実戦では稀だ。然し乍ら、剛腕で迫り鮮やかに寄せきった時ほど痛快なことはない。

 今回はこういった棋風が全て良い方向に生じてくれたものでしかないと思っている。

 4月に神戸での西地区大会へ行くが、詰将棋に悪影響を与えない程度に、指し将棋にさしたる色気を出すこともなく、将棋そのものを楽しんできたいと思っている。