ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

PonaX 買ってはみたものの・・・

 

 パソコン用将棋ソフト『将棋新世紀 PonaX』の先行販売を予約していたら5月30日に宅配されてきた。このソフトはwindows7 or 8を想定しており、Vistaは範疇外だった。このためのアップデートフアイルをダウンロードするように指示があったが、これを経由してもうまくインストールできなかった。Windows7のノートパソコンにはスムーズにインストールできた。


 その他、初期版の不具合について説明書きがあったが、とても基本的なことなのに不具合とはこれいかにという訳で、なんとなくイヤな予感がした。多分、私のパソコン習熟度のせいだろうと思うが、連続対局をするには?棋譜の保存の仕方は?棋譜の再現方法は?など、次から次に私にとってだけであろう不具合が発生する。これまでの将棋ゲームソフトは東大将棋や激指となじんでいたために、これらと全く異なる作り方のソフト(今回のPonaX)に正直、戸惑いを覚えている。


 これが激指13を発売している同じ会社の製品なのであろうか、我が目を疑うほどだ。もし、電王戦におけるCom側の圧倒的勝利の余韻冷めやらぬうちに、やれ売らんかなの商魂が先走りして、ソフト開発における時間が十分でなかったとしたら、まことに遺憾なことである。今の時点で、棋友の誰にもこのソフトは勧めたくない。指し将棋至上主義者でもない私が魔がさして衝動買いしたようなものだ。それにしても、柿木将棋(指し将棋は弱いが、詰将棋はピカ一)のバージョンアップはなぜ開発されないのだろう。とこんなこと(あさってのこと)を云いたくなるくらい、私の失望は大きいのだ。<アマゾンのカスタマーレビューをみると、悩まされているのは私だけではないようだ。>