ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

文藝春秋3月号

芥川賞の発表号の文藝春秋は入手するようにしている。

その3月号に俳優の佐藤浩市さんと羽生善治9段の対談記事が見開き2ページで掲載されていた(三井住友信託のPR記事の一環)。

タイトルが「経験値を次の一手にかえてゆく」。

その中より一つの問答を紹介したい。

佐藤:「将棋も若い人のほうが有利な部分がある気がするけど、今の羽生さんの方が絶対に強いと思えることってどんなことですか」

羽生:「それは経験値というか、経験値みたいなものをどこまで具体的な技術に置き換えられるか、というようなことかなと思っていて。例えば落語家さんとか画家さんとか、年齢が上がらないと描けない作品があるという世界もあるし、スポーツなど、若い人のほうが有利な面がある世界もある。将棋は一応両面がある世界だと思うので。だから、こっちの部分をどう引き出していくかということなのかなと思っています。」

以上です。

 

因みに詰将棋の世界は俄然、経験値がものをいいます。

今回の詰将棋:9手詰