ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

相振り飛車の出現割合

10月23日はアベマトーナメントの日だった。

予選Aリーグの第3試合である。

チーム伊藤対チーム山根の一戦。

この試合は8局までおこなわれ、振り飛車が5局(うち相振りが3局)あった。

3人一組の対抗戦ではどちらにも最低一人の振り飛車党が存在することが相振り飛車の出現可能性の条件となる。

来週以降に登場する渡部チームの3人は居飛車党だからこのチームの対戦カードからは相振りはまったくほとんど9分9厘期待できないだろう。

さて、この日の決着局ともなった第8局山根vs室谷戦を紹介したい。

図は先手が107手目44にいた銀を35銀と飛車に当てたところである。

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図より後手は飛車を見捨てて47歩と激しい攻め合いに出た。その後も難しい攻防が続いたが140手で後手が勝った。

この3週間予選Aリーグをみてきたが振り飛車戦が多く大いに満足している。

今回の詰将棋:13手詰

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