将棋界の新年度に一番楽しみにしていた第32期女流王位戦が4月27日に開幕した。相振り飛車シリーズになることが本命視されているが、なにより私がそうなることを期待しているところである。
さて、その第1局は先手・山根ことみ女流2段が向い飛車、後手・里見香奈女流王位が3間飛車となった。
途中図は先手53手目27銀と指して昼食休憩に入った局面である。
再開後、57手目に先手は36銀と攻めたが後手に銀3枚をもたれて苦しく感じていたらしい。実際は終盤にはいり形勢は2転3転した。最後は先手、頓死的必至をかけられて屈した。棋譜を備にみて山根さんは強くなっているなとの印象をうけた。やはり2020年度に17連勝をした実績は伊達じゃないということだろう。第2局は5月17日に札幌市でおこなわれる。次局も楽しみにしたい。
今回の詰将棋:23手詰