6月23日に女流王座戦の2次予選が行われた。
後手室谷さんが55歩位取り中飛車で先手は超速銀で対抗した。途中図は後手が本来は美濃囲いの銀が54まで進出して厚みで対抗した。こういう指し方は振り飛車の道理にあまりあっていない。彼女の棋風にもあっていないのではないかと思う。
やはり超速銀に対してはそれをたくみにいなしつつ、うまく捌けるかどうかが振り飛車の醍醐味であろう。
中盤、銀桂交換の若干の駒得をした先手が守りのうすい玉頭攻めをしたが後手も適切な受けでしのぎつつうまく玉頭戦そのものに持ち込んで後手が156手で勝利した。終盤の攻防に見所があり、後手が底力を発揮した一局。
今回の詰将棋:15手詰