9月2日、標記の本戦1回戦より佐々木海法女流1級vs山根ことみ女流2段の一戦が行われた。
佐々木さんは森門下の第5番目の女流棋士である(昨年12月女流棋士となる)。
名前は海法を(みのり)と読み、3間飛車が得意らしい。
この棋戦では姉弟子・室谷さんを破っての本戦入りだった。
振り飛車党が増えるのは楽しみであり、今後の活躍に期待したい。
さて、図は先手・佐々木さんが59手目77桂と跳ねて昼食休憩に入った局面である。
囲いは互いに金無双で相振りとしては実にオーソドックスな戦いぶりである。
再開後、後手・山根さんは55歩と突き捨ててから74金と積極的な動きを見せた。
その後、後手の攻め、先手の受けという推移で進行した。先手玉は中段玉まで引っ張り出されたがこれが寄りそうでなかなか寄らない形に見えたが、後手はやや打ちにくい45角(108手目)や決め手となった87銀(110手目)を経て中段玉を討ち取った。勝った山根さんはベスト8へ進出した。
今回の詰将棋:19手詰