ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

最後の枠をかけて

 8月25日、ベスト4入りをかけて女流王座戦の準々決勝の4局目が行われた。先手・鈴木環那女流2段vs里見香奈女流4冠の一戦。

 後手の55歩位取り中飛車に対して先手は居飛車穴熊の作戦を採用した。途中図は昼食休憩に入った局面。58手目に後手が85桂と跳ねた局面である。

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  再開後、先手は46角と指し後手は55銀とぶつけて一気の捌き合いを目指した。まともに交換しては端に手がついている分だけ後手良しとみた先手は53歩から45金とかわしながら応じた。しかし、結果的に角金対飛銀の交換となった。ここからは互いに力の見せどころだったが後手は39角以下終始攻めのリードを取り続け102手で勝利した。

今回の詰将棋:11手詰(易しい合駒作品)

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