7月27日の第10期女流王座戦本戦トーナメントより、先手・山口恵梨子女流2段vs後手・加藤桃子女流3段の一戦。先手は角交換四間飛車を目指したが、後手は角道をなかなか開けず、後ほど引き角にした。途中図は昼食休憩にはいった局面(46手目76飛)である。再開後は大捌きの予感がする局面ではある。
さて予想通り65桂 66飛 53桂成 同銀 68歩 69角 74飛と進んだ。先手は取り残された79銀が気になるが守りとしてそれなりの役割を果たしたいところだ。以下は後手の攻め・先手の受けという構図になったが攻めの勢いがゆるまなかった後手が116手で制した。山口さんが「攻める大和撫子」といわれたころの将棋をあまりよく知らないが本局に関しては効果的な反撃の手段がなかったものの攻守のバランスはとれているように思えた。
今回の詰将棋:11手