11月28日は第13回朝日杯将棋オープン戦2次予選の日だった。
まず、午前に菅井7段は中村(亮介)6段と対戦した。
先手番となった菅井7段はいきなり3間に振った。中村6段は相振りの対局も多い振り飛車党なので当然相振りになると思いきや居飛車を選択した。将棋は139手で先手が勝利した。
午後から稲葉8段と対戦した。後手番となった菅井7段は本局でも3間飛車を採用し、96手で勝利した。
菅井7段はこの日の2つの勝利で本戦トーナメント進出を決めた。
今まさに、A級にのぼらんとする勢いそのままにこの朝日杯または叡王戦で勝ち進んでもらいたいものだ。この1年、振り飛車フアンにとって楽しいことはひとつもなかった。輝いているのは女流の将棋ばかりだ。岡本太郎の痛快語録である「芸術は爆発だ」を実践するまたとない機会がすぐそこまできていると私はみる。
今回の詰将棋は19手詰。