ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

情熱大陸

 第3回電王戦を取り上げたTBS系列の「情熱大陸」のTV放送が4月13日にあった。

 対局の雰囲気や棋士の素顔が断片的ではあるが分かってそれなりに良かったのだが、30分という短い時間の中で、将棋をよく理解していない視聴者にも見てもらうにはあのようなまとめ方しかなかったのであろう。

 そのひとつに、冒頭、将棋の手を読む量が同じタイムの中でcomと人間ではケタ外れて違うということをのべて、人間は「負けて強くなる」というキーワードが使われていた。このキーワードではアマが将棋の上達法を述べられているようで、もうすこし技術論みたいな視点も欲しかった。

 少し、切り口が違うが劇画に「進撃の巨人」というのがある。昨年、今年と電王戦の結果だけからするとなんとなく「進撃のcom」という勢いで,com側に人類との間に大きな壁を作られた感じなのである。劇画とは逆にこの壁を打ち壊すのは人類側である。なんとか「人類の叡智」というものを見たい気がするが、はたして来年の電王戦開催はどうなるのだろうか。