山中和正八段vs脇謙二八段 39期棋聖戦
第1図は先手山中八段が71手目42角成と成り込んだところである。
先手の玉は俗に「ウサギの耳」といわれるコビンに46歩と垂らされた
形であり、後手がその形を活かした巧い寄せをみせる。
▽36歩 ▲同歩 ▽45銀 ▲64歩 ▽62金引 ▲43馬 ▽36飛
▲37歩 ▽47歩成 ▲同金直▽76飛 ▲同馬 ▽46歩 ▲48金引▽79飛
▲98香 ▽36歩 ▲49歩 ▽37歩成 ▲同桂 ▽56歩 ▲同歩 ▽36銀
▲43飛 ▽57歩 ▲同金直▽45桂 ▲同桂 ▽77飛成 ▲同馬 ▽26桂
▲29玉 ▽47歩成 ▲44馬 ▽38と ▲同金 ▽同桂成 ▲同玉 ▽57角成
▲39桂 ▽47金 ▲29玉 ▽39馬 まで114手で後手の勝ち。
山中vs脇.kif