ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

羽海野チカが「3月のライオン」に託したもの

3月のライオン」最新8巻が12月14日に発売された。

私は本の情報マガジンとも云うべき「ダ・ヴィンチ」を定期購読しているが、その1月号に羽海野さんのロングインタビューが4ページにわたって掲載されていた。

3月のライオン」は将棋界に生きる高校生プロ棋士・桐山零の物語である。

近刊8巻の見所は主人公と宗谷名人との対局に加えて、もうひとつの熱い戦い、島田八段が初タイトル獲得を目指して柳原棋匠に挑む棋匠戦である。そのほか、いじめ問題、川本家のお料理なども隠されたテーマか。

彼女の創作姿勢の一端を示すのが次の言葉。
「私、小説の<ムーミン>シリーズが大好きで、読むといつもスッとするというか、ああ、そうなのかって思えるんです。寓話的なんですけども、物語がすんなり心の中に落ちてくる。私のマンガもそういう存在であってほしい。・・・」

とにかく、彼女のこの作品に対する並々ならぬ創作意欲が感じられるインタビュー内容であった。