ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

井上慶太八段指導対局

 11日開催の「棋士会将棋フェステイバルin大阪」へ行ってきました。10時開場へ到着。1階ロビーで棋士の方を中心に受付をされていた。西川和宏四段、船江恒平四段と名刺交換。西川四段から一度、創棋会でお会いしたことがありますと挨拶され、私は年に一度くらいしか創棋会には顔を出さないのに、良く記憶にあるものと感心した。船江四段の名刺は日本将棋連盟棋士とあり、副肩書きとして、詰将棋作家の記載はなかった(当然か)が、名刺そのものがどこか初々しい。
 総合司会は桂九雀師匠。イベント内容は目隠しペア将棋、記念対局(久保2冠vs豊島五段)、谷川九段、井上八段による定跡講座などあったが、これらは詳細省略。トークショウの一環として船江新四段への特別インタビューがあった。「菅井四段の昇段に刺激を受け、この半年、嫌いなことに取り組んだとのことで、それは記録係を積極的におこなった」等の話しが印象に残った。
 それから、久保2冠と井上八段にそれぞれ3名が特別指導対局を受けることができる企画があり、それに応募して6倍の抽選を経て、私は井上八段の指導を受けることとなった。これだけでも、九州からわざわざ出てきたかいがあったというものである。
 それでは、その指導対局棋譜を紹介いたします。私は、プロと指導対局の機会があったら、飛香落の手合いを好んで指します。私は振り飛車党であるため、この駒落ちの特性を活かして一筋の歩を飛車できり、1六飛と浮きます。続いて、7五歩と指してから、7六飛(本局では18手目)とひねり飛車風に指すことにしています。この指し方が一番力を出しやすいと考えているからです。
下手    上手       下手    上手      下手     上手

       34歩       65桂    64銀       52桂成   72玉
76歩    44歩       73歩    61玉       44馬    84歩
16歩    32金       44飛    43銀       61成桂   83玉
15歩    42銀       同飛成   同金       71成桂   75銀
18飛    43銀       33角成   同桂       65金    74銀
14歩    同歩       21角    42金       55馬    65銀
同飛    13歩       72銀    同金       同馬    74歩
16飛    54歩       同歩成   同玉       62桂成   85歩
75歩    62玉       74歩    89飛       63成桂   86歩
76飛    72玉       79金    99飛成      97歩    85龍
96歩    94歩       54角成   62銀       86歩    同銀
74歩    同歩       73金    同桂       64成桂   62香
同飛    73歩       同歩成   同銀上      74成桂   同龍
76飛    62金       同桂成   同銀       同馬    同玉
68銀    35歩       74歩    同銀       82飛    84角
48玉    34銀       55馬    96龍       72飛成   73角打
74歩    82銀       73銀    61玉       82銀    83金
77桂    74歩       54桂    52金       73銀成   同金
同飛    73銀       33馬    72歩       62龍
54飛    33角       44桂    73歩       まで116手で下手の勝ち
 
 時間の関係で下手有利ということで、投了していただいたが、数手前までは、私が逆に投了を考えていた局面もあったぐらいであり、投了図から下手が勝ちきることは容易ではないとみている。
本日の詰将棋:3手詰