ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

詰将棋の解答(12月ブログ分)

12月8日分:82銀 同銀 72角 同金 同桂成 同玉 64桂 同金

  62金 81玉 72角 92玉 84桂 同歩 82桂成 同歩

  83銀 91玉 81角成 同玉 72金 91玉 82金

   まで23手詰

 

12月13日分:71と 同銀 73銀 同桂 同歩成 同金 同香成 同玉

  65桂 82玉 71飛成 同玉 75飛 62玉 72飛成 同玉

  73銀 61玉 53桂生 同金 62金 まで21手詰

 

12月26日分:64銀 72玉 54角 82玉 73銀成 同桂 62龍

  同銀 72金 91玉 92歩 同玉 81角 91玉 82金 同玉

  72角引成 92玉 81馬 まで19手詰

 

12月28日分:72歩成 同玉 61銀 同玉 53桂打 同銀 同桂生

   71玉 62銀 同金 61金 同金 同桂成 同玉 62金

   まで15手詰

置き駒か、持ち駒か

 指し将棋でよく同じ駒を置き駒で活用するか、良い局面をにらんで持ち駒でしばらく持っているかということがよくある。

 例えば、角交換があり相手はすぐ盤上に打ったが、こちらはもっと良い局面をにらんでしばらく持ち駒にしているときである。

 どちらが得かというと例外もあるが一般的に持ち駒にしている方が指しやすいといわれている。それは相手にとってどこに打たれるかちょっぴり神経を使うことになる。

 これと逆のことが詰将棋ではしばしば現れる。

持ち駒としては強すぎて余詰になるが、ある駒は詰将棋の手順の変化には欠かせないという場合だ。そういう場合は盤上に配置することになる。

 今回の詰将棋でその例を表現したい。詰将棋に無駄駒はない。

盤上66桂がなんのために存在するか考えてみることだ。そういう考え方が詰将棋に理解を深めていくことになる。

 

今回の詰将棋:15手詰



 

 

詰パラ入選150回記念・懸賞詰将棋

 詰パラに初入選したのは昭和49年1月号だった。

以来、こつこつと入選回数を重ねて平成24年4月号で入選100回に達した。

この間、実に38年を要している。一つの長期的な目標だったので安堵と共に

やり遂げたとの思いがその時はあった。

 その後、入選回数はさほど意識していなかったがチリも積もればの感じで

令和5年12月に入選150回に達した。この間、わずかといっていいのか12年を

要している。

 この一つの節目を記念して懸賞詰将棋を出題いたします。

解答者の中から5名の方にオリジナル図書カードをプレゼントします。

ヒント:21手詰

解答(メールのみ)のアドレス:tumeparashou@yahoo.co.jp

解答締め切り:2024年1月5日



 

対局の棋譜をとる

 朝日アマの北部九州ブロック大会が12月24日長崎市で開催された

ブロック大会は福岡、佐賀、大分、長崎の持ち回り開催となっている。

私は長崎県支部連合会の役員をしていることもあって棋譜取りにかりだされた。

 振り飛車戦になりそうなカードのところを担当させてくれとわがままを通した。

期待にたがわず、振り飛車対抗型となった。好きな振り飛車なので、

自分ならこう指すという思いを込めながら棋譜取りをした。

急所の場面、場面ではよく手が当たったりして実に気分よく役目を果たした。

  さて、全国大会の切符を手にしたのは次の二人。

早咲誠和大分市) 竹下貴重(別府市

 

今回の詰将棋:19手詰

 

どうした「振り飛車年鑑」

 2年前に「振り飛車年鑑」(2021年)が12月に発行された。

昨年も12月に「振り飛車年鑑」(2022年)が発行された。

これで振り飛車フアンのために年度版として続くものと大いに期待したいものだ。

どうしたものか今年は発行の気配がない。

マイナビの将棋情報局サイトをみてもかすりもしない。

発行をやめたということになれば二つの理由が考えられる。

 ① 本家の「将棋年鑑」の売れ行きが落ちたので発行しない。

 ② 年鑑を出せるほどの振り飛車棋譜が集まらなかった。

①については居飛車棋譜が多い「将棋年鑑」は振り飛車フアンとしてはあえて

 購入する必要はないのではないかとして「振り飛車年鑑」だけにした。

②についてはプロ棋士全体の意向にかかっている。昨今、振り飛車ブームの

 兆しが見えるとささやかれているがやはり幻なのだろう。

継続発行が中止となればやはり悲しいね。

 

今回の詰将棋:21手詰

 

迂回生産の法則

 どうしたら詰将棋を作れるようになれますかと時折聞かれることがある。

経済学の用語に「迂回生産の法則」という考え方がある。

ある消費財を生産する場合、直接行わずにその目的に必要な資本財を経て、生産する方が効率的であるという意味だが、要するにまず基礎をしっかりやることが大切であるということである。

それでは詰将棋創作にとって基礎とはいったい何だろうか?

それは一にも二にも詰将棋を解くことにある。

とにかく、ひたすら解いて数多くの詰手筋を身につけていくことにある。

その後、この変化が面白いとか、自分ならこうまとめるという風に頭が自然に回転し始めたらならばきっと良い方向へ向かうだろう。

もう一つ大切なことは一つでもいい、「感動する作品」に巡り会うことである。

これは絵画とか音楽で感動したことがあるのは誰でも経験したことだろう。

それと一緒で感性に訴えてくるものに出会うことがとても大切である。

これらは私の体験から言えることなのである。

 

今回の詰将棋:23手詰

 

詰将棋の解答(11月ブログ分)

11月1日分:24桂 同歩 23角 11玉 21銀成 同玉 32角行成

  11玉 22馬 同玉 34桂 11玉 22銀 12玉 13銀成 

  同玉  14香 まで17手詰

 

11月19日分:52銀 同金 72銀 62玉 51銀 同玉 52桂成 同玉

 44桂 41玉 32金 51玉 52桂成 同玉 63銀成 61玉

  62金 まで17手詰

 

11月23日分:74飛 同金 81角 73玉 62龍 同銀 72金

  63玉 62金 同玉 63銀 51玉 52銀打 まで13手詰